「心も体も、もう限界……」
生きていれば楽しいことばかりとはいかないのが現実ですよね。
そんなとき、心の支えとなってくれるのは本の世界。
筆者も心身が疲れ切ってしまったとき、何度本に救われたかわかりません。
そこで今回は、うつ病闘病中の私が実際に読んで救われた本たちを、小説・実用書・エッセイ・児童書に分けてご紹介。
あなたの救いとなるような1冊が見つかることを願っています。
この記事はこんな人におすすめ
- 本の世界に現実逃避したい人
- セルフケアについて学べる本を探している人
- 肩の力を抜いてリラックスできる本を探している人
【ストーリーに没頭したい人向け】心癒される小説5選
まずは、現実を忘れて物語の世界に逃げ込みたい人におすすめの小説を5冊ご紹介します。
どれも、心癒される優しい物語です。
スリリングな展開はありませんが、ゆったりと時間の流れる素敵なストーリーばかりですよ。
ライオンのおやつ(著者:小川糸)
とっておきのおやつを楽しむ時間って、本当に心が休まりますよね。
この物語の主人公である雫は、がんを患い、余命宣告を受けて瀬戸内の島にあるホスピスへやって来ました。
そのホスピスでは、入居者が生きているうちにもう一度食べたいおやつをリクエストできます。
死を身近に感じながら、雫は最後のおやつに何を選ぶのか。
1日1日を大切に味わうように生きる雫の姿に、涙が止まりませんでした。
2020年の本屋大賞第2位にも選ばれた傑作です。
木曜日にはココアを(著者:青山美智子)
物語は1杯のココア。
連作短編の形式をとっており次々と主人公が入れ替わっていきますが、決して独立してはおらず、実は全員が繋がっているのです。
「この世界も捨てたものではないのかもしれない」と感じさせる、心あったまるストーリー。
まるでココアのようにほんのり甘く、じんわりと心に染み入ってくる物語です。
私も、どこかの誰かを、知らないうちに救えているのかな、と思わせてくれました。
鎌倉駅徒歩8分、空室あり(著者:越智月子)
舞台は、カレーとコーヒーの芳しい香りの充満した鎌倉のシェアハウス。
人付き合いの苦手な香良のもとには、次から次へワケありの住人たちが集まってきます。
誰かと一緒に住むと、必ずトラブルはつきもの。
それでも、一緒に暮らすってどこかほっとしますよね。
血がつながっていない人と新しい形で繋がることの可能性を感じさせてくれる物語です。
人はひとりじゃないんだなって思わせてくれました。
西の魔女が死んだ(著者:梨木香歩)
どうしても学校に行けなくなった少女、まい。
西の魔女こと、ママのママのもとで暮らすようになったまいは自然あふれる穏やかな家で魔女修行に励みます。
魔女の鉄則は、「自分で自分のことを決める」こと。
早寝早起きや季節のフルーツジャム作りなどを通して、まいは生きる力を取り戻していきます。
西の魔女がまいに対して言ったセリフの中で、私の心にとても響いたものがあります。
サボテンは水の中に生える必要はないし、蓮の花は空中では咲かない。シロクマがハワイより北極で生きることを選んだからといって、だれがシロクマを責めますか
P162
私は何度この言葉に救われたかわかりません。
人は、自分が咲くことのできる環境へ移動することができます。
それは決して逃げではない。
まかれた場所で咲くことができなくても、自分に適した環境で咲くことができればそれでいいんだと思えました。
ミトンとふびん(著者:吉本ばなな)
凍てつく寒さのヘルシンキ、石畳が美しいローマなど世界各国を舞台に繰り広げられる6つの物語が収録されています。
すべての物語に共通するのは、登場人物たちが大切な人の死を抱えて生きているということ。
死者と共に生きる。
喪失による血涙を乗り越えて見える景色は、あたたかな光に包まれています。
誰かを失った経験のある人は特に、涙なしでは読めない物語です。
【セルフケアについて知りたい人向け】心を癒す実用書7選
続いては、今自分が抱えている辛さ・苦しみを少しでも和らげるノウハウを知りたいという人におすすめの実用書をご紹介します。
気にしない習慣(著者:内藤誼人)
心を軽くするための、ちょっとしたコツが満載の本。
少しの工夫で、毎日がグンと生きやすくなるということがわかりました。
例えば、私は友だちが少ないことをとてもコンプレックスに感じていました。
しかし、筆者によれば「人間関係はうわべで十分」。
すべて心理学分野の研究成果に基づくものなので、読んでいても納得感がありました。
まっすぐだけが生き方じゃない(著者:リズ・マーヴィン)
「読む、森林浴」というキャッチコピーに惹かれて読んだ本。
樹木って、私たちが思っている以上にずっとしなやかで、逆境の中でも生き抜く術を心得ているんです。
例えば、サンザシという木。
強風に煽られると、風に負けないように強く真っ直ぐ伸びようとするのではなく、吹かれるがままの方向に伸びていくんです。
環境に順応して、もっとも生きやすい方法を見つけていく樹木たちからは学ぶべきことがたくさんあります。
「繊細さん」の本(著者:武田友紀)
あなたは、HSP(Highly Sensitive Person)という言葉を知っていますか?
もし、次のようなものに当てはまる場合、あなたはHSP(=繊細さん)かもしれません。
- 環境の変化によく気づく
- 痛みに敏感
- 他人の気分に左右される
- 芸術に心を動かされやすい
などなど。
私はまさにHSPの特徴に当てはまるのですが、この本の著者である武田友紀さんはHSP専門のカウンセラー。
敏感な感覚への対処法や、職場などでも立ち振る舞いのコツなど役立つ情報が満載です。
メディアでも多数取り上げられており、50万部を突破したベストセラー本ですよ。
もし、自分がHSPなのかわからないという人は、一度次のWEB診断を試してみてくださいね。
我慢して生きるほど人生は長くない(著者:鈴木裕介)
せっかくの人生なのに、「常識だから」「ルールだから」「親や上司の望みだから」と本当の自分を押し殺して、やりたいことを我慢してしまっていませんか?
そんな人は、ぜひこの本を読んでみてください。
私たちの生きる社会は、物質的には豊かです。
しかし、「出る杭は打たれる」ということわざがあるように、みんなと一緒でなければいけないという暗黙の了解がありますよね。
その息苦しさに耐えられなくなっている人も多いです。
そんな社会からの暗黙の要請を退け、自分らしく生きるためにはどうすべきなのか。
まずは人間関係を見直すことだと筆者の鈴木裕介さんは言います。
我慢をやめて、自分ルールで生きることができるようになれれば、人生はもっと豊かになるということを教えてくれる本です。
書く習慣(著者:いしかわゆき)
SNSやNote、ブログなど現代では多くの人が書くことで自己表現をしています。
私もその1人ですが、この本を読むまで、自分には文章を書くことなんて無理だと思い込んでいました。
文章には才能が必要だと思い込んでいたからです。
でも、実際は違いました。
書くことはもっと自由でいい。
この本で、書くことの楽しさを発見してからは、自分の苦しさやネガティブな感情をどんどん文章として吐き出すようになりました。
そのおかげで、今は自分の心を整理するのが上手になったような気がします。
人生の苦難に直面している人こそ、書くという選択肢を持っていてほしいと思います。
書くことが好きになれれば、人生はもっと楽しくなりますよ。
読書する人だけがたどり着ける場所(著者:齋藤孝)
「ネットがあるんだから、わざわざ本を読む必要なんてある?」
そう聞かれたとき、私は答えに窮していました。
でも、この本を読めば、人間にとって読書がいかに重要なものであるのかわかります。
特に私が感じているのは、「当たり前」を疑う力は読書で養われるということ。
例えば、人間にとって「成功する」といえばどんなことをイメージするでしょう。
一軒家に住むこと、ブランドもののバッグを持つこと、毎週末は外食すること。
でも、その「成功」は果たして「当たり前」なのか。
この「成功」に対するイメージは、アメリカ式の資本主義に染まっているゆえのものです。
そう考えると、自分にとっての「成功」が何を意味するのかを考え直すことができます。
今あなたが苦しんでいるものは、実は視点を変えればすごく幸運なことなのかもしれませんよ。
人生をゆるめたら自分のことが好きになった(著者:小瀬古伸幸)
「人と比べて落ち込んでしまう」「気分の波に振り回されてしまう」などなど、過酷な社会を生き抜く私たちには悩みがつきません。
この本には、心の負荷を取り除くためのヒントと多様なワークが用意されています。
自分の悩みを解決する糸口がきっと見つかるはずです。
ほっこりかわいいイラストつきなので、眺めるだけでも心が癒されますよ。
【肩の力を抜きたい人向け】ほっこりあたたまるエッセイ編12選
続いては、心がほっこりするやさしいエッセイを12冊ご紹介。
読みやすく、装丁もかわいい作品を集めました。
エッセイの魅力については、こちらの記事でもご紹介しているのでぜひご覧ください!
うまくいかない日は、甘いケーキをひとつ(著者:Caho,)
ふわふわしたあまーいケーキのようなエッセイ本。
まるで大人のための絵本のようで、自分をとことん甘やかしたい日にぴったりです。
著者のCaho,さんはやさしくふんわりしたタッチで、夢かわな雰囲気のイラストを描かれているイラストレーターさん。
等身大の自分に戻りたくなったら、必ず手に取るほど大好きな本です。
私にとってはお守りのような存在で、癒しを求めるすべての人におすすめします。
今日はこのくらいにして休みます(著者:ソン・ヒムチャン)
毎日頑張りすぎている自分にかけてあげたい、82のメッセージが収録された韓国エッセイ。
私たちは社会の歯車として、機械のように働くことを求められています。
でも、私たちは命ある人間。
自分の尊厳を守るために、「すみませんが、今日はこのくらいにして休みます」と気軽に言える社会になったらいいですね。
まずは、この本を読んで、自分自身で自分を守ってあげてください。
怠けてるのではなく、充電中です(著者:ダンシングスネイル)
このエッセイは、著者であるダンシングスネイルさんが憂鬱と無気力に悩まされていた時期の思いを綴ったもの。
私の心に特に響いたのは、完璧主義について述べた部分。
完璧主義の人は、完璧でない自分は愛される価値がないと思いがちだという指摘にはハッとしました。
完璧を追い求めると、不完全さにばかり目がいくし、目の前の幸せに気づきにくくなってしまいます。
大切なのは、完璧じゃなくても自分には価値があるということを忘れないこと。
今も私の心に深く刻まれています。
何をするにもやる気が起きない人や、人間関係に疲れてしまった人にはぜひ読んでほしい1冊です。
私が私の望むことを私もわからないとき(著者:チョン・スンファン)
人生に迷ったときは、本が必要。
数々の本を読み続け、書評サイトを運営する著者が、悩めるあなたにそっと寄り添ってくれる名文を紹介しています。
韓国の作品はもちろん、世界の名作から日本文学まで、あらゆるジャンルを網羅してきた著者だからこそ、悩める心に効く言葉を導けるのでしょう。
私のお気に入りは、次の一節。
日常のほとんどは、ささやかで平凡な日々で占められる。その日常を大切に思える人、些細なことにも感謝の気持ちを持てる人になりたいと強く願う
P111
ストレートな言葉選びが胸にダイレクトに届くエッセイです。
自分に語りかけるときも敬語で(著者:秋田道夫)
かけがえのない日々を機嫌良く過ごすための、お守りのような本。
仕事にも、暮らしにも活かせる名言がたくさん収録されています。
特に私の心に響いたのは、次の言葉。
すべてのものを大切にすると、すごく大切なものを見逃してしまいます
P135
「この人にも、あの人にも嫌われたくない」とか「あれもこれも欲しい」とか。
世の中には、自分にとって大切じゃないものもあるはずなのに、なぜかそういうもののことばかり考えてしまっていることが多い気がします。
本当に大切なものは、自分が普段意識しないほど当たり前になっているんですよね。
恋で君が死なない理由(著者:最果タヒ)
詩人としても活躍する最果タヒさんの、最高に詩的なエッセイ。
最果さんならではの独特な表現は、とっても個性的なんだけれど、同時にとても普遍的な気がするから不思議です。
私が、特に好きなのは以下の部分。
一生じゃないと、一番じゃないと、好きは尊くないんだろうか。命を賭けなきゃ価値を証明できないような、そんな薄っぺらなものなら愛なんて、誰も救えないと思う
P7
好きという気持ちは永遠であるべきで、命をかけられると誓えないといけないって思っているけれど、それって逆に「好き」を貶めてもいるんじゃないか。
一瞬であっても、この広い世界で、自分が好きだと思えること自体が奇跡なのだと教えてくれる文章でした。
恋に悩んでいる人には、ぜひおすすめしたい本です。
なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない(著者:東畑開人)
現代人が抱える悩みには、「ひとりぼっち」が共通している。
現代社会は小舟化していて、自分にどんな困難が訪れようがそれは自己責任だという風潮が私たちを苦しめているのです。
カウンセラーとして活躍する筆者の東畑開人さんは、本作で読むセラピーにチャレンジしています。
ネガティブは克服されるべきものではない。
現実だって完全に白と黒では分けられないのだから、灰色の自分を受け入れようと教えてくれる本でした。
うたうおばけ(著者:くどうれいん)
著者のくどうれいんさんは、日常をドラマチックに切り取る天才です。
ごくありふれている日常だって、視点を変えれば急に彩りを帯びてくるのだと感じさせてくれました。
クスッと笑えるところも随所に散りばめられていて、人生って悪くないなと思いました。
あやうく一生懸命生きるところだった(著者:ハ・ワン)
他人の目が気になって仕方ないあなたには、この本がおすすめ。
競争社会で生き抜こうと一生懸命だった筆者は、40歳を目前にして会社を退職しがんばらないことを決意します。
私たちは、心をすり減らしてまでどうしてこんな必死なのでしょう。
一人一人幸せの形は違うはずなのに、世間は「家を買え」だの「結婚しろ」だのうるさいですよね。
私の心に刺さったのは、以下の部分。
思いっきり夢見ることが許される世の中になってほしい。心からそう思う。
そして何よりも、特別な夢なんかなくても幸せでいられる世の中であってほしい。
P146
がんばらないことを選択した筆者による、人生をかけた実験は私たちに勇気を与えてくれます。
自分にとって本当に大切なことは何か、考え直すきっかけとなる本です。
常識のない喫茶店(著者:僕のマリ)
スカッと爽快なエッセイを読みたいなら、ぜひこの本を手にとってみてください。
筆者が働くのは、「働いている人が嫌な気持ちになる人はお客様ではない」というちょっぴり変わった理念を持つ喫茶店。
失礼な客は、店員の裁量で容赦無く出禁にする様子はとても爽快感があります。
店員である前に、1人の人間。
当たり前のことのはずなのに、今の社会ではそれが忘れられているような気がします。
私も、接客業のアルバイトをしているときにはセクハラまがいのことをたくさんされました。
お客様は神様なのか?
サービス業等で他人に振り回されぎみの人には、ブッ刺さること間違いなしのエッセイです。
死ぬまで生きる日記(著者:土門蘭)
生きにくいと感じたことのある人すべてにおすすめしたいのは、土門蘭さんの「死ぬまで生きる日記」。
日常生活に支障が出るほどではないけれど、どうしても「死にたい」という気持ちが消えないという悩みを抱えている土門さん。
カウンセラーとの対話を通じて、自分という存在を掘り進めた日記のような本です。
私の心に刺さったのは以下の部分。
自分の心の穴は、自分にしか埋めることはできません。その穴を埋めるには、まず形を確かめないといけないんです。
P130
この本をきっかけに、私もカウンセリングに通うようになりました。
自分の心にポッカリと空いた穴を、少しずつ探って、埋め方を見つけていこうと思います。
がんばらないことをがんばるって決めた。(著者:考えるOL)
Twitter(現:X)で大人気となった、考えるOLさんの本。
背伸びしない、ありのままのツイートとエッセイがたくさん収録されています。
世界は変えられなくても、世界の見方を変えていく
P133
例えば、頑張った自分へのご褒美にハーゲンダッツを買うことをためらわないこと。
それだけで、世界はグッとやさしく見えてきます。
がんばらないすぎないことをがんばる、それってとても難しいけれど、大切なことだなと思わせてくれました。
【童心に帰りたい人向け】元気を取り戻す絵本・児童書編6選
最後に、大人でも楽しめる絵本や児童書をご紹介します。
社会の荒波を経験してきたからこそ気づくことがたくさんあり、子どもの頃とはまた違った楽しみ方ができますよ。
切なくそして幸せな、タピオカの夢(著者:吉本ばなな)
台湾の読者に向けて、吉本ばななさんが書き下ろした作品。
人生は一度だけ。なるべく幸せでいた方がいい。なるべく愛する人と、おいしく食べた方がいい
P73
大好きな人と一緒に食べるおいしいごはんの時間の大切さを、改めて教えてくれる作品です。
あたたかな筆致とやさしい雰囲気のイラストが胸に沁みました。
あなたの思い出の味はなんですか?
モモ(著者:ミヒャエル・エンデ)
いつも時間に追われて、せかせかとしているあなたへ。
もしかしたら、それは時間どろぼうのせいかもしれません。
不思議な少女モモは、時間どろぼうに奪われてしまった大切な時間を取り戻すための大冒険へ出ます。
時間をケチケチすることで、本当はぜんぜんべつのなにかをケチケチしていることにはだれひとり気づいていないようでした。
P106
効率重視の現代社会への盛大な皮肉です。
私は、「役に立たなければやるべきではない」という現代の風潮が大嫌い。
きっとモモなら、現代の大人たちをこの風潮から救ってくれるのではないかと思っていまいます。
退屈をあげる(著者:坂本千明)
読後、涙が止まりませんでした。
主人公は、著者の坂本千明さんの愛猫。
最後まで読んでからタイトルの意味を考えると、愛しくて、尊くて、たまりませんでした。
動物が好きな人なら、涙なしには読めない作品だと思います。
ちいさなちいさな王様(著者:アクセル・ハッケ)
ドイツでベストセラーとなった小説で、柳田國男さんが「今、大人が読むべき」と推薦していたので手に取りました。
主人公の目の前に現れた人差し指サイズの王様は、成長するにつれて小さくなる世界の住人。
生まれたときは大きくて、死の瞬間は目に見えないのだといいます。
おまえたちは、はじめにすべての可能性が与えられているのに、毎日、それが少しずつ奪われて縮んでいくのだ。それに、幼いうちは、お前たちは、知っていることが少ない代わりに、想像の世界がやたら大きいのではなかったかね?
P15
非常に示唆的な内容です。
私たちは、歳をとるにつれてたくさんのことを知る代わりに、大切なものを捨ててしまっているのかもしれません。
子どものころは当たり前に持っていたもの、想像力の大切さを教えてくれる本です。
長くつ下のピッピ(著者:アストリッド・リンドグレーン)
1945年にスウェーデンで発表された「長くつ下のピッピ」。
自由奔放で、破天荒な少女の活躍を描いた物語です。
ピッピの振る舞いがあまりに豪快&天真爛漫なので、思わずクスッと笑ってしまいます。
常識にとらわれず、個性全開で生きるピッピにはつい憧れを抱いてしまいました。
赤毛のアン(著者:L・M・モンゴメリ)
不朽の名作、「赤毛のアン」。
農場を運営するきょうだい、マシュウとマリラのもとに孤児院からやってきたのは、赤毛でそばかすだらけの女の子。
自然の豊かなプリンセスエドワード島を舞台に、アンは持ち前の想像力を活かしてのびのびと成長していきます。
美しいものに素直に感動し、想像することで苦難を乗り終えてゆくアンの姿には学べるものがたくさん。
私の人生にとって、大切な1冊となりました。
癒し本で、心のエナジーチャージをしよう
今回は、人生にお疲れ気味のあなたへぜひおすすめしたい癒し本を30冊ご紹介しました。
気になった本はありましたか?
ぜひ、たっぷり癒されて明日への活力にしていただけると幸いです。