エッセイの魅力とは?一度ハマると抜け出せないエッセイの沼

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    「本を読むのは好きだけれど、まだエッセイを読んだことがない。」

    「いつもエッセイを読んでいる友人がいるけれど、どんな魅力があるのだろう。」

    今回はそんなあなたにエッセイの魅力を徹底解説!

    これを読めば、あなたもエッセイの沼にハマってしまうこと間違いなしです♪

    筆者おすすめのエッセイも合わせて紹介するので、ぜひ最初の一冊に試してみてくださいね。

    目次

    エッセイとは?

    エッセイとは「特定の形式を持たず、書き手が思うがまま自由に書き綴った文章」のこと。

    筆者の体験や知識をもとにのびのびと書かれたエッセイは、小説などの他ジャンルの本よりも筆者の個性があらわれやすいです。

    近年では、漫画の体裁をとった「エッセイ漫画」も人気を博しています。

    エッセイの魅力

    それではエッセイには具体的にどのような魅力があるのでしょうか。

    読書初心者でも読みやすい

    エッセイの魅力としてまず挙げられるのは読みやすさ。

    なぜならエッセイは口語文(話し言葉)や軽快な文体で書かれることが多いからです。

    エッセイには、小説のようにたくさんの登場人物や複雑なストーリーもなく、ビジネス本のように小難しい専門用語も出てきません。

    老若男女、誰もが手にとりやすく気軽に楽しめるのがエッセイの魅力であるといえます。

    筆者の頭の中をのぞき見ることができる

    エッセイの魅力として次に挙げられるのは、筆者の頭の中をのぞき見ることができる点です。

    筆者はなんのルールにも縛られず、思うがままにエッセイを書いています。

    エッセイでは筆者の人柄や価値観があらわになるのです。

    読者はエッセイを読むことで自分にはない全く新しい見方で世界をみることができたり、筆者の日常を追体験したりできます。

    時にはあまりに主観的で、ツッコミどころ満載の主張や理不尽な感情に出くわすことも。

    しかしエッセイはそんな筆者の自由奔放さを楽しむのです。

    自分好みのエッセイの見つけ方

    これからエッセイを読もうと思っている人のために、自分好みのエッセイと出会うための方法を紹介します。

    興味のあるテーマから選ぶ

    1つ目の選び方は「興味のあるテーマから選ぶ」です。

    例えばエッセイには次のようなテーマがあります。

    • 旅行
    • 動物
    • グルメ
    • 日常
    • 生き方
    • 仕事

    たくさんありすぎてどのエッセイを選べばいいかわからないという方は、まず自分の関心のあるテーマを主に書いているエッセイを探すといいですよ。

    難しく考えず、自分の直感に従って選ぶのも◎です。

    好きな有名人の作品から選ぶ

    続いてのエッセイの選び方は「好きな有名人の作品から選ぶ」です。

    先ほども述べた通り、エッセイには著者の個性が全面に出ます。

    エッセイの魅力は著者の魅力であるといっても過言ではありません。

    つまりエッセイを選ぶときは「誰が書いたのか」に注目するとうまくいくのです。

    自分が元々知っている人のエッセイを探すのもいいですし、著者を知らなくても、経歴や肩書きをみて関心を持った人のエッセイを読むのもいいですよ。

    おすすめのエッセイ4選

    続いては筆者がおすすめするエッセイを3つご紹介。

    読みやすく、誰もが共感しやすい内容のものを選びました。

    「あやうく一生懸命生きるところだった」

    あやうく一生懸命生きるところだった
    「あやうく一生懸命生きるところだった(ハ・ワン著/ダイヤモンド社)」

    最初にご紹介するのは、韓国の大ベストセラーエッセイの邦訳「あやうく一生懸命生きるところだった(ハ・ワン著)」。

    印象的なタイトルと、ブリーフ一丁で寝そべる男性のコミカルなイラストに心惹かれ手に取った本です。

    著者のハ・ワン氏は、サラリーマンとイラストレーターのダブルワークに嫌気がさし、40歳を目の前にしてノープランで会社を辞めたという経験の持ち主。

    特技は「何かと言い訳をつけて仕事を断ること」「貯金の食い潰し」「昼ビール堪能」だとか。

    毎日を一生懸命に生きる、真面目な人にはカルチャーショックかもしれない「あやうく一生懸命生きるところだった」。

    しかしがむしゃらに生きる毎日を送っているあなたにこそ読んで欲しい一冊です。

    人生の楽しみを逃しているかもしれない。

    もっと自分らしい生き方があるかもしれない。

    肩に力が入りすぎているかもしれない。

    「あやうく一生懸命生きるところだった」のおかげで得られる気づきがきっとあるはずです。

    真面目なあなたが無意識に感じていた重圧が、自然と消えていきますよ

    「うまくいかない日は甘いケーキをひとつ」

    うまくいかない日は甘いケーキをひとつ
    「うまくいかない日は甘いケーキをひとつ(Caho著/KADOKAWA)」

    続いてご紹介するのは、SNSで多くの共感を集めるイラストレーターCaho氏の「うまくいかない日は甘いケーキをひとつ」。

    本屋さんで見かけ、パラパラとページをめくるとそこにはほんわかと優しいタッチのイラストがたくさん。

    添えられた言葉たちは、人生に悩むわたしたちの心をそっと温めてくれるものばかりです。

    自分を幸せにしてくれるのはいつも自分。

    「苦しい時も、孤独な時も、いつだって自分だけは自分の味方でいなきゃ」と思わせてくれます。

    まるで悩める大人のための絵本のようなあたたかいエッセイです。

    「緑の庭で寝ころんで」

    緑の庭で寝ころんで
    「緑の庭で寝ころんで(宮下奈都著/実業之日本社)」

    続いてご紹介するのは、作家である宮下奈都氏のエッセイ「緑の庭で寝ころんで」です。

    著書である「羊と鋼の森」は本屋大賞を受賞し、映画化もされました。

    そんな宮下奈都氏が自らの子どもたちの成長をテーマに綴った「緑の庭の子どもたち」というエッセイに加えて本屋大賞受賞時のエピソードなども収録されています。

    日々の暮らしのしあわせをお裾分けしてくれるようなエッセイ

    宮下氏が母親として家族のかけがえのない日常を慈しみ、決して忘れないように心に刻んでいるようでした。

    読めば思わず家族に電話したくなる、そんな一冊です。

    「がんばらないことをがんばるって決めた。」

    がんばらないことをがんばるって決めた。(考えるOL著/KADOKAWA)
    「がんばらないことをがんばるって決めた。(考えるOL著/KADOKAWA)」

    最後にご紹介するのは、Twitterで大きな共感を読んでいる「考えるOL」氏のエッセイ、「がんばらないことをがんばるって決めた。」です。

    考えるOL氏のTwitterは2023年3月時点で11.3万人のフォロワー数を誇ります。

    主なつぶやきの内容を深く掘り下げて、エッセイとして綴ったのが本書。

    がんばりすぎて体調を崩したことのある「考えるOL」氏の言葉は、同じような境遇である筆者にとって非常に身に染みるものでした。

    例えば、

    タイミングに恵まれなかった不幸にとらわれるより手に入れることのできた幸せを見つめてみてもいいんじゃないかな。

    「がんばらないことをがんばるって決めた。(考えるOL著/KADOKAWA)」P 84

    という言葉。

    いつだって人生はうまくいかないものです。

    うまくいかない人生だからこそ、手に入れることのできた幸せはいわば奇跡。

    今ある幸せを大切にすることで、人生はきっと上向いていくはず。

    こうした言葉はわたしの心のモヤモヤをスッキリ言葉にしてくれるような感覚がありました。

    きっとこの本を読めば、もっと自分を甘やかしていいんだと思えるはずです。

    気になった方は考えるOL氏のTwitterもぜひフォローしてみてくださいね。

    考えるOL氏のTwitter:https://twitter.com/thinkingoodol?s=20

    エッセイの魅力にどっぷりハマってみて♪

    今回はエッセイの魅力に始まり、自分好みのエッセイの選び方、そしておすすめのエッセイまでたっぷりとご紹介しました。

    これまでエッセイを読んだことがない人も、ぜひこの記事をきっかけにエッセイの魅力にハマってみてくださいね♪

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