読書ノートは意味ない!?メリットや書き方を徹底解説!実際にやってみた感想も

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    読書ノート効果

    ・せっかく本を読むなら、学んだことをしっかり実践できるようになりたい。
    ・小説を読んでいる時の心の動きを記録に残しておきたい。
    ・本を読んだあと、どんな内容だったか忘れてしまう。

    そんなあなたにはぜひ読書ノートをつけることをオススメします。

    読んだ本について記録するのが読書ノート。

    やり方はカンタンで、誰でもできる上にたくさんの効果があるんですよ。

    一方で「意味がないんじゃない?」という疑問の声があるのも確か。

    そこで今回は読書ノートの効果を詳しくご紹介し、書き方をはじめ、筆者が実際にやってみた感想までお伝えします。

    ぜひ最後まで読んでみてくださいね♪

    目次

    本当に意味ない?読書ノートの絶大な効果

    「読書ノートは意味がない」という人がいますが、それは本当でしょうか?

    結論から言うと、デメリットはあるもののそれ以上にたくさんのメリットがあり、効果があるといえます。

    そこでまずは読書ノートのデメリットを踏まえた上で、数ある読書ノートのメリットについて紹介していきます。

    読書ノートのデメリット

    読書ノートのデメリットは次の2点が挙げられます。

    継続が難しい

    読書ノートのデメリットとしてまずは「継続の難しさ」があります。

    特に、最初からたくさんの記録をしようと意気込みすぎると続きません。

    読書ノートは「日付・タイトル・一言感想」の1行だけでもいいとされています。

    読書体験を目に見える形で残すこと自体に大きな意味があるのです。

    めんどうくさいと感じてしまう時がある

    読書ノートに詳細にまとめるのは、たしかにめんどうくさいと感じるかもしれません。

    しかし先ほども述べたように、読書ノートは1行でも良いのです。

    より詳細にまとめたいなら、読書ノートをつける習慣がついてからが◎。

    また手書きがめんどうに感じるなら、スマホアプリを使う手もあります

    読書ノートのメリット

    続いては読書ノートのメリットについて紹介します。

    これを読めばきっとあなたも読書ノートをつけたくなりますよ!

    アウトプットすることで脳に記憶される

    読書ノートの大きなメリットは「アウトプットすることで脳に記憶される」点です。

    人間は忘れる生き物。

    ドイツの心理学者「ヘルマン・エビングハウス」によれば、記憶した1日後には74%を忘れるといいます。

    そして記憶を忘れないようにするには、アウトプットが重要です。

    特に手書きで読書ノートをつけることには大きな意味があります。

    なぜなら「文字の手書き」には複雑な情報処理プロセスが含まれており、脳の広い範囲が活性化するからです。

    例えば社会心理学者の「パム・ミュラー」によれば、パソコンで講義のノートをとる学生と手書きでノートをとる学生を比較すると、パソコンを使用する学生の方がテストの点数が悪いそうです。

    読んだ本の内容を手書きでアウトプットすることで記憶が定着していくので、読書ノートは効果的だといえます。

    自分の考えを整理できる

    読書ノートにその時に思ったことや感じたことをメモするだけで、自分の考えを整理することができます。

    自分で思考しながら読書ノートをつけると飽きることもありません。

    また読書ノートを書くことを前提に本を読むので、理解できないところの読み飛ばしも減り、本に対する理解も深まります。

    目的意識を持って読書できる

    読書ノートは、目的意識を持って読書するためにも役立ちます。

    何のためにその本を読もうと思ったのか、忘れないようにメモしておくことが大事です。

    どんな知識をインプットしたいと思ったのか、そして読了後は本当にその目的が果たせたのか確認しましょう。

    本の重要なポイントや論理構造をしっかり把握しようという意識を持って本を読めば、インプットの質が格段に上がります。

    本で得た知識を活用しやすくなる

    せっかく読書で得た知識も活用できなければ意味がありません。

    読書ノートを定期的に振り返ったり、常に持ち歩いたりすることによって、いざという時に知識を引き出しやすくなります。

    達成感を得られる

    読書ノートを見ると、自分がどれだけの本を読んだのか一目でわかり、達成感が得られます。

    その達成感が読書への更なるモチベーションになるので、あなたの読書ライフがどんどん充実していきますよ。

    読書ノートの書き方

    読書ノートにはたくさんの書き方があります。

    今回は中でも代表的で、すぐに取り組みやすいものを厳選して紹介します。

    ブックリスト方式

    まず紹介するのは、教育学者の齋藤孝氏が実践していたという「ブックリスト方式」です。

    最もカンタンな読書ノートの書き方で、記録するのは次の5項目のみ。

    • 日付
    • タイトル
    • 著者
    • 出版社
    • 一言感想
    ことみ

    これなら短時間で読書ノートが出来るので忙しい人もすぐに実践できますね。

    コーネル式(cornel note)

    続いてご紹介するのは、もともとは学生向けに開発されたノートのとり方「コーネル式」です。

    コーネル式の読書ノートでは、ノートを次のように分割して使用します。

    まず①のノートの部分に、本を読み進めながらメモを箇条書きで書き留めていきます。

    全ての情報を書き出そうとせず、重要だと思うところのみ取捨選択することが大切です。

    続いて②のキーワードの部分には、浮かんできた疑問や重要な単語を書き出していきます。

    そして本を読み終えたえら、③のサマリーに文章で本の要約を書きます。

    これがコーネル式の読書ノートです。

    1冊で1ページだと足りない場合は、章ごとに1ページ使用しましょう。

    小説の場合の読書ノートの書き方

    これまでご紹介した方法はビジネス書や自己啓発本に向いた方法です。

    小説の場合は、目的意識を持って読むということは少ないはずなので感想や印象に残った文章を残す抄録の箇所を作るのがオススメです。

    (もちろん同じやり方でも◎です。)

    書く内容は次の通り。

    • 日付
    • タイトル
    • 著者
    • 出版社
    • 抄録
    • 感想
    • 要約
    ことみ

    知らなかった単語や表現をメモするのもいいですよ。

    読書ノート未経験者が早速やってみた

    読書ノートを書いたことがない筆者が、早速やってみました。

    今回読んだ本はこちら。

    武田友紀さん著の『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本(飛鳥新社)』。

    今回はブックリスト式とコーネル式を組み合わせて、A4リングノートで読書ノートを作成しました。

    そして完成した読書ノートがこちら。

    自作読書ノート
    自作読書ノート

    初めて読書ノートをつけた筆者ですが、「これはいい!」と感激しています。

    本の内容がいつもよりしっかり頭に入っている感じです。

    特に「キーワード欄に浮かんできた疑問をメモ→意識しながら読み進めて解決させる」ことによって本をきちんと理解できました。

    今回は1冊を1ページでまとめたのですが、それでは書き足りないように感じたので次回からは1章に1ページを割いてもいいと思います。

    書くページは本のボリューム感と合わせるのが良いですね。

    ことみ

    これからも読書ノートをつけていきたいなと思いました!

    今回は代表的な読書ノートの書き方をご紹介しましたが、アレンジは無限大。

    自分にぴったりの方法を見つけてくださいね。

    読書ノートの選び方

    これから読書ノートをはじめたいと言う方は、まずノートの準備が必要ですよね。

    結論からいうと、読書ノートで使用するノートは自分の好きなもので構いません

    ただし、記録が取りやすいノートを選ぶポイントはあるのでぜひ参考にしてみてください。

    ノートの大きさ

    ノートを選ぶときに注目したいのは大きさです。

    文庫本を読むことが多い人は、文庫本と大きさを揃えてA6サイズがオススメ。

    ビジネス書や自己啓発本など大きさがまちまちのものを読むことが多い人や、たくさん記録をしたい人には通常のA4サイズやルーズリーフが良いでしょう。

    一方、ブックリスト方式で記録を取りたい人は小さいメモ帳でも◎です。

    罫線の種類

    続いて注目するポイントは罫線の種類です。

    罫線には大きく分けると通常の横罫、ドット罫、方眼罫、無地があります。

    文字での記録がメインの人は横罫やドット罫、図解やイラストも書きたい人は方眼罫や無地がオススメですよ。

    オススメの読書ノート

    カンタンに手に入る通常のノートで読書ノートを始めるのも良いですが、中には本格的な読書ノートで始めたい人もいると思います。

    そこで今回はオススメの読書ノートを紹介します。

    MARK’S(マークス)

    まずご紹介するのはMARK’S(マークス)の読書ノート。

    布クロス貼りの表紙はまるで本のようなおしゃれな佇まいで、読書のモチベーションが上がります。

    内容は「ブックジャーナルページ」「ブックストア・アドレス」「読書リスト」など。

    ミドリノート

    続いて紹介するのはミドリのMDノート。

    書き心地抜群でにじみや裏抜けがしにくいオリジナルの紙を使用しています。

    アレンジがしやすい横罫タイプで、ノートが185°フルに開くのでストレスフリーです。

    リトルミイ 100冊読書ノート

    大人気のキャラクターシリーズ「ムーミン」に登場する「リトルミイ」がデザインされたこちらの読書ノート。

    文庫サイズなので、本と一緒に持ち運びも楽々です。

    100冊読破を目指してモチベーションも上がりますね。

    読書記録アプリのオススメ

    ここまで手書きにこだわった読書ノートについて詳しくご紹介してきましたが、「やっぱり手書きはめんどうくさい!」「短時間でパパッと記録したい!」と言う方もいると思います。

    そんな方にはメモ機能のついている読書記録アプリがオススメです。

    今回はオススメの読書記録アプリを3つ紹介します。

    ブクログ

    ブクログは150万人以上の会員数を誇る人気アプリです。

    本好きのための機能が満載で、特にバーコード読み取りで書誌情報が一瞬で登録できる機能が便利。

    気になった方はこちら

    読書メーター

    読書メーターは読書のデータ化が得意な読書記録アプリ。

    読んだ冊数を見える化したい方にぴったりです。

    気になった方はこちら

    Evernote

    詳細に読書ノートをつけたいならEvernoteがオススメ。

    持っているスマホやPCで内容を共有して、いつでも自分の好きな時に読書ノートを記録できます。

    気になった方はこちら

    読書ノートを継続させるには?

    読書ノートのデメリットでもある「継続の難しさ」。

    そこで今回はどうすれば読書ノートを継続できるのかについても紹介します。

    「ブックリスト方式」で読書ノートをつける

    「ブックリスト方式」の大きなメリットは、書く内容がシンプルですぐに書き終わること。

    数分で終わるので、めんどうくさがり屋さんも継続しやすいですよ。

    頑張りすぎない

    全ての本を詳細に記録しようとすると、どうしてもしんどくなってしまいます。

    「めんどうなときは読書ノートをお休みする」でOKです。

    ただしお休みした時は、読書ノートを見返してみると◎。

    モチベーションが上がってきますよ。

    読書ノートで効率的に本を読もう♪

    今回は読書ノートの効果、書き方などについて詳しく紹介しました。

    読書が好きな方も、あまり得意ではない方も読書ノートをつけると本の世界をもっと楽しめるようになりますよ。

    ぜひ習慣にして、どんどん知識を吸収し、成長した自分になっていきましょう♪

    読書ノート効果

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