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【心が病んだときに読みたい】うつ病闘病中の私が癒された本47選

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「心も体も、もう限界……」

生きていれば楽しいことばかりとはいかないのが現実ですよね。

そんなとき、心の支えとなってくれるのは本の世界

ことみ

筆者も心身が疲れ切ってしまったとき、何度本に救われたかわかりません。

そこで今回は、うつ病闘病中の私が実際に読んで救われた本たちを、小説実用書エッセイ児童書に分けてご紹介。
あなたの救いとなるような1冊が見つかることを願っています。

この記事はこんな人におすすめ

  • 本の世界に現実逃避したい人
  • セルフケアについて学べる本を探している人
  • 肩の力を抜いてリラックスできる本を探している人
目次

心が病んだときに読む本の選び方

心が疲れたときに読む本の選び方

「心が疲れているな」と感じるときは、どんな本を選べばいいのかもわからなくなってしまいがち。

ことみ

そんなときにうつ病当事者でもある私が気をつけていることをご紹介します。

難しすぎる/内容が重すぎる本は避ける

心が疲れているときには、とにかく内容がカンタンで脳の負担にならない本を選ぶのがおすすめ。

ことみ

癒しを求めて本を読んでいるのにかえってストレスが溜まってしまったら元も子もありません!

例えば以下のような本がぴったりです。

  • 子ども向けの本
  • 挿絵の多い本
  • サクッと読める分量の本
  • 心安らぐストーリーの本
  • 専門家が初心者向けにわかりやすく解説した実用書

他の人のおすすめ本を参考にする

心が疲れていると、自分で本を選ぶのも一苦労なときがありませんか?

ことみ

そんなときは他の人のおすすめをガンガン参考にしちゃいましょう!

本屋の店員さんに「ほっこり系の小説でおすすめありませんか?」などと聞いてみたり、ネット上で探してみたり。

自分では手に取らない本でも、意外と気に入ることがあると思いますよ!

ことみ

もちろん、このブログも大いに活用しちゃってください♡

「誰が書いているのか」に注目して選んでみる

本を選ぶときには、「誰が書いているのか」に注目するのも大切。

精神科医やカウンセラーが執筆している本であれば、心のしんどさを和らげるヒントが得られること間違いなしですし、小説であればほっこり系の物語が得意な作家さんを基準に選べばOK。

ことみ

ほっこり癒される物語が得意な作家さんは以下のような人が有名ですよ!

  • 青山美智子
  • 小川糸
  • 群ようこ
  • 梨木香歩
  • 瀬尾まいこ
  • 吉本ばなな
  • 原田マハ

本を読む元気もない時は「聞き流し読書」もおすすめ

「本を読んで癒されたいけれど、なんだか頭に入ってこない」という場合もありますよね。

そんなとき個人的におすすめしたいのが、「聞き流し読書」。

ことみ

ベッドで横になりながらぼんやり聞き流すだけなので、リラックスしながら本の世界に浸れます。

「聞き流し読書」に興味のなる人は、ぜひこちらの記事も読んでみてくださいね。

【ストーリーに没頭したい人向け】心癒される小説20選

まずは、現実を忘れて物語の世界に逃げ込みたい人におすすめの小説を20冊ご紹介します。
どれも、心癒される優しい物語です。

ことみ

スリリングな展開はありませんが、ゆったりと時間の流れる素敵なストーリーばかりですよ。

ライオンのおやつ(著者:小川糸)

著者小川糸
出版ポプラ社
ページ数255ページ
おすすめポイント今この瞬間が愛おしくなる物語!

とっておきのおやつを楽しむ時間って、本当に心が休まりますよね

この物語の主人公である雫は、がんを患い、余命宣告を受けて瀬戸内の島にあるホスピスへやって来ました。
そのホスピスでは、入居者が生きているうちにもう一度食べたいおやつをリクエストできます。
死を身近に感じながら、雫は最後のおやつに何を選ぶのか。

1日1日を大切に味わうように生きる雫の姿に、涙が止まりませんでした。

ことみ

2020年の本屋大賞第2位にも選ばれた傑作です。

木曜日にはココアを(著者:青山美智子)

著者青山美智子
出版宝島社
ページ数211ページ
おすすめポイント毎日が奇跡の連続なんだ……!

物語は1杯のココア。

連作短編の形式をとっており次々と主人公が入れ替わっていきますが、決して独立してはおらず、実は全員が繋がっているのです。

「この世界も捨てたものではないのかもしれない」と感じさせる、心あったまるストーリー。
まるでココアのようにほんのり甘く、じんわりと心に染み入ってくる物語です。

ことみ

私も、どこかの誰かを、知らないうちに救えているのかな、と思わせてくれました。

鎌倉駅徒歩8分、空室あり(著者:越智月子)

著者越智月子
出版幻冬舎
ページ数262ページ
おすすめポイント人とのつながりがあったかい。

舞台は、カレーとコーヒーの芳しい香りの充満した鎌倉のシェアハウス。
人付き合いの苦手な香良のもとには、次から次へワケありの住人たちが集まってきます。

誰かと一緒に住むと、必ずトラブルはつきもの。
それでも、一緒に暮らすってどこかほっとしますよね。
血がつながっていない人と新しい形で繋がることの可能性を感じさせてくれる物語です。

ことみ

人はひとりじゃないんだなって思わせてくれました。

西の魔女が死んだ(著者:梨木香歩)

著者梨木香歩
出版新潮社
ページ数161ページ
おすすめポイント自然とともに暮らす魔女修行が楽しい!

どうしても学校に行けなくなった少女、まい。
西の魔女こと、ママのママのもとで暮らすようになったまいは自然あふれる穏やかな家で魔女修行に励みます。

魔女の鉄則は、「自分で自分のことを決める」こと。
早寝早起きや季節のフルーツジャム作りなどを通して、まいは生きる力を取り戻していきます。

西の魔女がまいに対して言ったセリフの中で、私の心にとても響いたものがあります。

サボテンは水の中に生える必要はないし、蓮の花は空中では咲かない。シロクマがハワイより北極で生きることを選んだからといって、だれがシロクマを責めますか

P162
ことみ

私は何度この言葉に救われたかわかりません。

人は、自分が咲くことのできる環境へ移動することができます。
それは決して逃げではない。
まかれた場所で咲くことができなくても、自分に適した環境で咲くことができればそれでいいんだと思えました。

ミトンとふびん(著者:吉本ばなな)

著者吉本ばなな
出版幻冬舎
ページ数264ページ
おすすめポイント涙活にぴったり!

凍てつく寒さのヘルシンキ、石畳が美しいローマなど世界各国を舞台に繰り広げられる6つの物語が収録されています。

すべての物語に共通するのは、登場人物たちが大切な人の死を抱えて生きているということ。

死者と共に生きる
喪失による血涙を乗り越えて見える景色は、あたたかな光に包まれています。

ことみ

誰かを失った経験のある人は特に、涙なしでは読めない物語です。

パンとスープとネコ日和(著者:群ようこ)

著者群ようこ
出版角川春樹事務所
ページ数208ページ
おすすめポイントのほほんとした暮らしに癒される!

ドラマ化もしている本作。

長年勤めていた出版社を辞めた主人公のアキコは、亡くなった母の食堂をサンドイッチ店へ改装して新しい生活をスタートさせます。手間ひまを惜しまず丁寧に作ったサンドイッチとスープがとっても美味しそうなんです。

アルバイト店員のしまちゃん、そしてネコのタロちゃんと共に送るのどかな生活にとっても癒されました。

ことみ

暮らすことそのものの幸せを改めて感じさせてくれる本です。

図書館のお夜食(著者:原田ひ香)

著者原田ひ香
出版ポプラ社
ページ数321ページ
おすすめポイント本×ご飯×仕事の心にしみる長編!

夜しか開館しない、一風変わった図書館が舞台の物語。

亡くなった作家の蔵書だけを扱う、夜の図書館で働く人々の人間模様を描いています。

1番の魅力は、図書館で提供される夜食を食べるシーン。本の中に登場する食べ物が忠実に再現されているので、本が大好きな人々の癒しとなっています。

ことみ

個人的には『赤毛のアン』のサンドイッチが出てきてうれしかったです♡

そして、バトンは渡された(著者:瀬尾 まいこ)

著者瀬尾 まいこ
出版文藝春秋
ページ数375ページ
おすすめポイント愛情いっぱいで心があたたかくなる!

永野芽郁さん主演で映画化もされている本作。

大人の都合で、血のつながらない親の間でリレーのように渡り歩いてきた主人公の優子。

一見苦難に満ちた人生ですが、優子は出会う人全員に愛情を注がれて、強くまっすぐに育っていきます。

感動的なストーリー展開ですが、押し付けがましさのない自然さが魅力でした。

ことみ

血のつながりが全てではないことを実感しました。

最果てアーケード(著者:小川洋子)

著者小川洋子
出版講談社
ページ数256p
おすすめポイント静謐で、心の中に残り続ける独特の雰囲気

この物語の舞台は、小さなアーケード。

そこには、使用済みの絵葉書や義眼といった、「一体こんなもの、誰が買うの?」と思わず首を傾げてしまうような品々を扱うお店ばかりが集まっています。

ひとつひとつのエピソードが心にじんわり染み入ってきて、最後のページを捲る頃には目に涙を堪えている自分に気がつきました。

ことみ

静かで、謙虚で、優しい物語です。

西洋菓子店 プティ・フール(著者:千早茜)

著者千早茜
出版文藝春秋
ページ数285p
おすすめポイント甘いだけじゃない、人生のほろ苦さまで味わい尽くす珠玉の連作短編集。

下町でひっそりと営まれている西洋菓子店「プティ・フール」。
フランスで修行を積んだパティシエールの亜樹が、頑固な職人の祖父のもとで働くこの店には、今日もさまざまな事情を抱えた人たちが訪れます。

訪れる人々の心にある秘密や、言葉にできない葛藤、そして変化していく人間模様が、お菓子のように繊細に、時に鋭く綴られています。

こうばしい日々(著者:江國香織)

著者江國香織
出版新潮社
ページ数177p
おすすめポイント少年&少女のピュアでまっすぐな恋心を描いた短編集

「こうばしい」というタイトル通り、ページを開くと、あたたかな生活の気配や、懐かしい香りがふわりと漂ってくるようです。

ことみ

子どもも、これから大人になる人も、もう大人な人にも読んでほしい小説です。

その本はルリユールされていない(著者:坂本葵)

著者坂本葵
出版平凡社
ページ数240p
おすすめポイント本好きなら絶対ハマる!

製本工場が舞台というだけあって、装丁もとっても素敵です。

本をつくるシーンでは、思わず紙を指で撫でたり、ぐるっとまわして眺めてみたりしてしまいました。

日々是好日(著者:森下典子)

著者森下典子
出版新潮社
ページ数252p
おすすめポイント季節を五感で味わう歓びを体感できる!

「今、この瞬間」を味わうことの尊さを教えてくれる、茶道の精神を綴ったエッセイ。

ことみ

何気ない毎日が、実はかけがえのない宝物であることを思い出させてくれる一冊です。

カフェーの帰り道(著者:嶋津輝)

著者嶋津輝
出版東京創元社
ページ数224p
おすすめポイント大正から昭和を生きた市井の女性の人生が、胸に沁みる。

第174回直木賞受賞作。

上野の片隅にある、あまり流行っていない「カフェー西行」が舞台。

時代に翻弄されながらも、朗らかに生き抜く女性たちの姿に胸を打たれました…。

琥珀のまたたき(著者:小川洋子)

著者小川洋子
出版講談社
ページ数336p
おすすめポイント美しくて、切なくて胸がぎゅうっとなる…

登場するのはオパール、琥珀、瑪瑙の3きょうだいです。

客観的にみれば「なんて可哀想」。

でも彼らの王国は、他に何もいらないほど完結していました。

ことみ

この一瞬を閉じ込め続けたい琥珀の姿に心打たれます…

海辺のカフカ(著者:村上春樹)

著者村上春樹
出版新潮社
ページ数上496p
下544p
おすすめポイント何度も繰り返し読んで、大切に味わい続けていきたい名作。

15歳の誕生日を機に家出した少年・カフカと、猫と会話ができる不思議な老人・ナカタさんの二つの物語が、まるで複雑なパズルのように絡み合いながら進んでいきます。

随所に深遠な哲学が盛り込まれており、読後は余韻がすごいです。

ことみ

少し長めの作品ですが、思い切り物語の世界に没頭したいときにぴったりの作品です。

草祭(著者:恒川光太郎)

著者恒川光太郎
出版新潮社
ページ数358p
おすすめポイント不思議でクセになる世界観!

苦しみを抱える人々が、この世の奥にある場所“美奥”で様々な不思議を体験する物語です。

生きることと死ぬことの不思議、森羅万象がつながり、人と動物の境も曖昧になってゆく。

人の手には負えない、この世の神秘が感じられる作品です。

書店員フィクリーのものがたり(著者:ガブリエル・ゼヴィン)

著者ガブリエル・ゼヴィン
翻訳小尾芙佐
出版早川書房
ページ数328p
おすすめポイント本が人と人を結びつける、最高に心温まる愛の物語。

この物語の舞台は、小さな島の片隅にある、経営難の独立系書店。

店主のフィクリーは、最愛の妻を亡くし、生きる希望を失いかけていました。
そんな彼の元へ、ある日突然、一人の小さな女の子が置き去りにされます。

「本は人生を変える力がある」。

この作品を読んでいると、まさにそんな言葉を信じたくなります。

パイロット・フィッシュ(著者:大崎善生)

著者大崎善生
出版KADOKAWA
ページ数200p
おすすめポイント切なくも美しい大人の純愛小説

主人公の山崎はアダルト雑誌の編集者。

19年前に別れた恋人の由希子、高校時代の友人・森本、編集者の上司である沢井など、これまで山崎が出会ってきた人々の過去と現在が交錯しながら物語が進みます。

ことみ

終始美しく、透明感たっぷりの小説です。

TUGUMI(著者:吉本ばなな)

著者吉本ばなな
出版中央公論新社
ページ数256p
おすすめポイント人生の儚く美しい描写に胸が詰まる

主人公のまりあが、海辺の町で過ごした日々。

病弱な美少女でありながら、圧倒的な意地の悪さと生意気さを合わせ持つつぐみとの友情。

ことみ

いずれ過ぎ去ってしまう今を慈しみながら、青春を駆け抜ける少女たちの様子はあまりにも美しすぎました…。

【セルフケアについて知りたい人向け】心を癒す実用書7選

続いては、今自分が抱えている辛さ・苦しみを少しでも和らげるノウハウを知りたいという人におすすめの実用書をご紹介します。

気にしない習慣(著者:内藤誼人)

著者内藤誼人
出版明日香出版社
ページ数243ページ
おすすめポイント毎日をもっと楽に生きる方法が学べる!

心を軽くするための、ちょっとしたコツが満載の本。
少しの工夫で、毎日がグンと生きやすくなるということがわかりました。

例えば、私は友だちが少ないことをとてもコンプレックスに感じていました。
しかし、筆者によれば「人間関係はうわべで十分」。

すべて心理学分野の研究成果に基づくものなので、読んでいても納得感がありました。

まっすぐだけが生き方じゃない(著者:リズ・マーヴィン)

著者リズ・マーヴィン
訳者栗田佳代
出版明日香出版社
ページ数128ページ
おすすめポイント樹木が教えてくれる人生

「読む、森林浴」というキャッチコピーに惹かれて読んだ本。
樹木って、私たちが思っている以上にずっとしなやかで、逆境の中でも生き抜く術を心得ているんです。

例えば、サンザシという木。
強風に煽られると、風に負けないように強く真っ直ぐ伸びようとするのではなく、吹かれるがままの方向に伸びていくんです。

環境に順応して、もっとも生きやすい方法を見つけていく樹木たちからは学ぶべきことがたくさんあります。

「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる  「繊細さん」の本(著者:武田友紀)

著者武田友紀
出版飛鳥新社
ページ数217ページ
おすすめポイントあなたもHSPかも。

あなたは、HSP(Highly Sensitive Person)という言葉を知っていますか?
もし、次のようなものに当てはまる場合、あなたはHSP(=繊細さん)かもしれません。

  • 環境の変化によく気づく
  • 痛みに敏感
  • 他人の気分に左右される
  • 芸術に心を動かされやすい

などなど。

私はまさにHSPの特徴に当てはまるのですが、この本の著者である武田友紀さんはHSP専門のカウンセラー。

敏感な感覚への対処法や、職場などでも立ち振る舞いのコツなど役立つ情報が満載です。
メディアでも多数取り上げられており、50万部を突破したベストセラー本ですよ。

ことみ

もし、自分がHSPなのかわからないという人は、一度次のWEB診断を試してみてくださいね。

我慢して生きるほど人生は長くない(著者:鈴木裕介)

著者鈴木裕介
出版アスコム
ページ数214ページ
おすすめポイント我慢をやめて自分らしく生きる勇気をくれる!

せっかくの人生なのに、「常識だから」「ルールだから」「親や上司の望みだから」と本当の自分を押し殺して、やりたいことを我慢してしまっていませんか?

そんな人は、ぜひこの本を読んでみてください。

私たちの生きる社会は、物質的には豊かです。
しかし、「出る杭は打たれる」ということわざがあるように、みんなと一緒でなければいけないという暗黙の了解がありますよね。
その息苦しさに耐えられなくなっている人も多いです。

そんな社会からの暗黙の要請を退け、自分らしく生きるためにはどうすべきなのか。

まずは人間関係を見直すことだと筆者の鈴木裕介さんは言います。

我慢をやめて、自分ルールで生きることができるようになれれば、人生はもっと豊かになるということを教えてくれる本です。

書く習慣(著者:いしかわゆき)

著者いしかわゆき
出版クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
ページ数220ページ
おすすめポイント書くことで人生はグッと楽になる!

SNSやNote、ブログなど現代では多くの人が書くことで自己表現をしています。

私もその1人ですが、この本を読むまで、自分には文章を書くことなんて無理だと思い込んでいました。
文章には才能が必要だと思い込んでいたからです。

でも、実際は違いました。
書くことはもっと自由でいい

この本で、書くことの楽しさを発見してからは、自分の苦しさやネガティブな感情をどんどん文章として吐き出すようになりました。

ことみ

そのおかげで、今は自分の心を整理するのが上手になったような気がします。

人生の苦難に直面している人こそ、書くという選択肢を持っていてほしいと思います。
書くことが好きになれれば、人生はもっと楽しくなりますよ

 読書する人だけがたどり着ける場所(著者:齋藤孝)

著者齋藤孝
出版SBクリエイティブ
ページ数192ページ
おすすめポイント読書が人生に深みをつくる。

「ネットがあるんだから、わざわざ本を読む必要なんてある?」
そう聞かれたとき、私は答えに窮していました。

でも、この本を読めば、人間にとって読書がいかに重要なものであるのかわかります。

特に私が感じているのは、「当たり前」を疑う力は読書で養われるということ。

例えば、人間にとって「成功する」といえばどんなことをイメージするでしょう。
一軒家に住むこと、ブランドもののバッグを持つこと、毎週末は外食すること。

でも、その「成功」は果たして「当たり前」なのか。

この「成功」に対するイメージは、アメリカ式の資本主義に染まっているゆえのものです。
そう考えると、自分にとっての「成功」が何を意味するのかを考え直すことができます。

ことみ

今あなたが苦しんでいるものは、実は視点を変えればすごく幸運なことなのかもしれませんよ

人生をゆるめたら自分のことが好きになった(著者:小瀬古伸幸)

著者小瀬古伸幸
出版KADOKAWA
ページ数160ページ
おすすめポイント開くだけで癒される本!

「人と比べて落ち込んでしまう」「気分の波に振り回されてしまう」などなど、過酷な社会を生き抜く私たちには悩みがつきません。

この本には、心の負荷を取り除くためのヒントと多様なワークが用意されています。
自分の悩みを解決する糸口がきっと見つかるはずです。

ことみ

ほっこりかわいいイラストつきなので、眺めるだけでも心が癒されますよ。

【肩の力を抜きたい人向け】ほっこりあたたまるエッセイ編14選

続いては、心がほっこりするやさしいエッセイを12冊ご紹介。

ことみ

読みやすく、装丁もかわいい作品を集めました。

エッセイの魅力については、こちらの記事でもご紹介しているのでぜひご覧ください!

うまくいかない日は、甘いケーキをひとつ(著者:Caho,)

著者Caho,
出版KADOKAWA
ページ数272ページ
おすすめポイント私たちに必要なのは「甘さ」かも。

ふわふわしたあまーいケーキのようなエッセイ本
まるで大人のための絵本のようで、自分をとことん甘やかしたい日にぴったりです。

著者のCaho,さんはやさしくふんわりしたタッチで、夢かわな雰囲気のイラストを描かれているイラストレーターさん。

等身大の自分に戻りたくなったら、必ず手に取るほど大好きな本です。

ことみ

私にとってはお守りのような存在で、癒しを求めるすべての人におすすめします。

今日はこのくらいにして休みます(著者:ソン・ヒムチャン)

著者ソン・ヒムチャン
訳者黒河星子
出版飛鳥新社
ページ数216ページ
おすすめポイント私たちは機械ではなく、人間です。

毎日頑張りすぎている自分にかけてあげたい、82のメッセージが収録された韓国エッセイ。

私たちは社会の歯車として、機械のように働くことを求められています。
でも、私たちは命ある人間。

自分の尊厳を守るために、「すみませんが、今日はこのくらいにして休みます」と気軽に言える社会になったらいいですね。

ことみ

まずは、この本を読んで、自分自身で自分を守ってあげてください

怠けてるのではなく、充電中です(著者:ダンシングスネイル)

著者ダンシングスネイル
訳者生田 美保
出版CCCメディアハウス
ページ数280ページ
おすすめポイント普通であることに疲れてしまったあなたへ。

このエッセイは、著者であるダンシングスネイルさんが憂鬱と無気力に悩まされていた時期の思いを綴ったもの。

私の心に特に響いたのは、完璧主義について述べた部分。

完璧主義の人は、完璧でない自分は愛される価値がないと思いがちだという指摘にはハッとしました。
完璧を追い求めると、不完全さにばかり目がいくし、目の前の幸せに気づきにくくなってしまいます。

大切なのは、完璧じゃなくても自分には価値があるということを忘れないこと。

今も私の心に深く刻まれています。

ことみ

何をするにもやる気が起きない人や、人間関係に疲れてしまった人にはぜひ読んでほしい1冊です。

私が私の望むことを私もわからないとき(著者:チョン・スンファン)

著者チョン・スンファン
訳者小笠原 藤子
出版ワニブックス
ページ数312ページ
おすすめポイント世界の名文たちから探す、本当の自分。

人生に迷ったときは、本が必要

数々の本を読み続け、書評サイトを運営する著者が、悩めるあなたにそっと寄り添ってくれる名文を紹介しています。

韓国の作品はもちろん、世界の名作から日本文学まで、あらゆるジャンルを網羅してきた著者だからこそ、悩める心に効く言葉を導けるのでしょう。

私のお気に入りは、次の一節。

日常のほとんどは、ささやかで平凡な日々で占められる。その日常を大切に思える人、些細なことにも感謝の気持ちを持てる人になりたいと強く願う

P111
ことみ

ストレートな言葉選びが胸にダイレクトに届くエッセイです。

自分に語りかけるときも敬語で(著者:秋田道夫)

著者秋田道夫
出版夜間飛行
ページ数256ページ
おすすめポイント名言だらけでメモを書く手が止まらない!

かけがえのない日々を機嫌良く過ごすための、お守りのような本。
仕事にも、暮らしにも活かせる名言がたくさん収録されています。

特に私の心に響いたのは、次の言葉。

すべてのものを大切にすると、すごく大切なものを見逃してしまいます

P135
ことみ

「この人にも、あの人にも嫌われたくない」とか「あれもこれも欲しい」とか。

世の中には、自分にとって大切じゃないものもあるはずなのに、なぜかそういうもののことばかり考えてしまっていることが多い気がします。

本当に大切なものは、自分が普段意識しないほど当たり前になっているんですよね。

恋で君が死なない理由(著者:最果タヒ)

著者最果タヒ
出版河出書房新社
ページ数176ページ
おすすめポイント最高に自由なエッセイ!

詩人としても活躍する最果タヒさんの、最高に詩的なエッセイ。
最果さんならではの独特な表現は、とっても個性的なんだけれど、同時にとても普遍的な気がするから不思議です。

私が、特に好きなのは以下の部分。

一生じゃないと、一番じゃないと、好きは尊くないんだろうか。命を賭けなきゃ価値を証明できないような、そんな薄っぺらなものなら愛なんて、誰も救えないと思う

P7

好きという気持ちは永遠であるべきで、命をかけられると誓えないといけないって思っているけれど、それって逆に「好き」を貶めてもいるんじゃないか。

一瞬であっても、この広い世界で、自分が好きだと思えること自体が奇跡なのだと教えてくれる文章でした。

ことみ

恋に悩んでいる人には、ぜひおすすめしたい本です。

なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない(著者:東畑開人)

著者東畑開人
出版新潮社
ページ数288ページ
おすすめポイント新感覚の読むカウンセリング体験!

現代人が抱える悩みには、「ひとりぼっち」が共通している

現代社会は小舟化していて、自分にどんな困難が訪れようがそれは自己責任だという風潮が私たちを苦しめているのです。

カウンセラーとして活躍する筆者の東畑開人さんは、本作で読むセラピーにチャレンジしています。

ネガティブは克服されるべきものではない。
現実だって完全に白と黒では分けられないのだから、灰色の自分を受け入れようと教えてくれる本でした。

うたうおばけ(著者:くどうれいん)

著者くどうれいん
出版講談社
ページ数224ページ
おすすめポイント毎日がおもしろくなる、大ヒットエッセイ!

著者のくどうれいんさんは、日常をドラマチックに切り取る天才です。

ごくありふれている日常だって、視点を変えれば急に彩りを帯びてくるのだと感じさせてくれました。

ことみ

クスッと笑えるところも随所に散りばめられていて、人生って悪くないなと思いました。

あやうく一生懸命生きるところだった(著者:ハ・ワン)

著者ハ・ワン
訳者岡崎 暢子
出版ダイヤモンド社
ページ数262ページ
おすすめポイント自分をすり減らすのは、もうやめよう。

他人の目が気になって仕方ないあなたには、この本がおすすめ。

競争社会で生き抜こうと一生懸命だった筆者は、40歳を目前にして会社を退職しがんばらないことを決意します。

私たちは、心をすり減らしてまでどうしてこんな必死なのでしょう。
一人一人幸せの形は違うはずなのに、世間は「家を買え」だの「結婚しろ」だのうるさいですよね。

私の心に刺さったのは、以下の部分。

思いっきり夢見ることが許される世の中になってほしい。心からそう思う。

そして何よりも、特別な夢なんかなくても幸せでいられる世の中であってほしい。

P146

がんばらないことを選択した筆者による、人生をかけた実験は私たちに勇気を与えてくれます。

ことみ

自分にとって本当に大切なことは何か、考え直すきっかけとなる本です。

常識のない喫茶店(著者:僕のマリ)

著者僕のマリ
出版柏書房
ページ数176ページ
おすすめポイント狂っているのは店?客?

スカッと爽快なエッセイを読みたいなら、ぜひこの本を手にとってみてください。

筆者が働くのは、「働いている人が嫌な気持ちになる人はお客様ではない」というちょっぴり変わった理念を持つ喫茶店。
失礼な客は、店員の裁量で容赦無く出禁にする様子はとても爽快感があります。

店員である前に、1人の人間
当たり前のことのはずなのに、今の社会ではそれが忘れられているような気がします。

ことみ

私も、接客業のアルバイトをしているときにはセクハラまがいのことをたくさんされました。

お客様は神様なのか?
サービス業等で他人に振り回されぎみの人には、ブッ刺さること間違いなしのエッセイです。

死ぬまで生きる日記(著者:土門蘭)

著者土門蘭
出版生きのびるブックス
ページ数264ページ
おすすめポイント「死にたい」と向き合う筆者のリアル記録

生きにくいと感じたことのある人すべてにおすすめしたいのは、土門蘭さんの「死ぬまで生きる日記」。

日常生活に支障が出るほどではないけれど、どうしても「死にたい」という気持ちが消えないという悩みを抱えている土門さん。

ことみ

カウンセラーとの対話を通じて、自分という存在を掘り進めた日記のような本です。

私の心に刺さったのは以下の部分。

自分の心の穴は、自分にしか埋めることはできません。その穴を埋めるには、まず形を確かめないといけないんです。

P130

この本をきっかけに、私もカウンセリングに通うようになりました。

自分の心にポッカリと空いた穴を、少しずつ探って、埋め方を見つけていこうと思います。

がんばらないことをがんばるって決めた。(著者:考えるOL)

著者考えるOL
出版KADOKAWA
ページ数192ページ
おすすめポイントまぁいいか。生きてるし。

Twitter(現:X)で大人気となった、考えるOLさんの本。
背伸びしない、ありのままのツイートとエッセイがたくさん収録されています。

世界は変えられなくても、世界の見方を変えていく

P133

例えば、頑張った自分へのご褒美にハーゲンダッツを買うことをためらわないこと。
それだけで、世界はグッとやさしく見えてきます。

ことみ

がんばらないすぎないことをがんばる、それってとても難しいけれど、大切なことだなと思わせてくれました。

これが生活なのかしらん(著者:小原晩)

著者小原晩
出版大和書房
ページ数192ページ
おすすめポイントままならない生活にころがる「ほのおかしさ」

新進気鋭のエッセイスト、小原晩さん。

どこまでもまっすぐで、それでいてどこか可笑しみを感じさせるエピソードが38編収録されています。

描かれている日常はどこまでも個人的なものなんだけれど、絶対に私の日常でもある気がしてくるエッセイです。

ことみ

気をつけて見ていないと埋もれてしまう些細な出来事をしっかりと刻み込む、一生懸命さに心動かされました。

ショートケーキは背中から(著者:平野 紗季子)

著者平野 紗季子
出版新潮社
ページ数192ページ
おすすめポイント食いしん坊のあなたは必読!

食べものに対する愛が猛烈すぎる1冊。

ここまで食に情熱を注げる人間がいることに、正直度肝を抜かれました(笑)。

平野さんは、いわゆる気取った美食家ではなく食の冒険家といった感じの人。読んでいて思わずヨダレがじわっと湧いてきました。

【童心に帰りたい人向け】元気を取り戻す絵本・児童書編6選

最後に、大人でも楽しめる絵本や児童書をご紹介します。

ことみ

社会の荒波を経験してきたからこそ気づくことがたくさんあり、子どもの頃とはまた違った楽しみ方ができますよ。

切なくそして幸せな、タピオカの夢(著者:吉本ばなな)

著者吉本ばなな
出版幻冬舎
ページ数79ページ
おすすめポイントいつでも人生の中心には美味しいごはんがあった。

台湾の読者に向けて、吉本ばななさんが書き下ろした作品。

人生は一度だけ。なるべく幸せでいた方がいい。なるべく愛する人と、おいしく食べた方がいい

P73

大好きな人と一緒に食べるおいしいごはんの時間の大切さを、改めて教えてくれる作品です。
あたたかな筆致とやさしい雰囲気のイラストが胸に沁みました。

ことみ

あなたの思い出の味はなんですか?

モモ(著者:ミヒャエル・エンデ)

著者ミヒャエル・エンデ
訳者大島 かおり
出版岩波書店
ページ数360ページ
おすすめポイント現代を生きる大人こそ読むべき児童書!

いつも時間に追われて、せかせかとしているあなたへ。
もしかしたら、それは時間どろぼうのせいかもしれません。

不思議な少女モモは、時間どろぼうに奪われてしまった大切な時間を取り戻すための大冒険へ出ます。

時間をケチケチすることで、本当はぜんぜんべつのなにかをケチケチしていることにはだれひとり気づいていないようでした。

P106
ことみ

効率重視の現代社会への盛大な皮肉です。

私は、「役に立たなければやるべきではない」という現代の風潮が大嫌い。
きっとモモなら、現代の大人たちをこの風潮から救ってくれるのではないかと思っていまいます。

退屈をあげる(著者:坂本千明)

著者坂本千明
出版青土社
おすすめポイント猫が好きなら絶対泣く。

読後、涙が止まりませんでした。

主人公は、著者の坂本千明さんの愛猫。

最後まで読んでからタイトルの意味を考えると、愛しくて、尊くて、たまりませんでした。

ことみ

動物が好きな人なら、涙なしには読めない作品だと思います。

ちいさなちいさな王様(著者:アクセル・ハッケ)

著者アクセル・ハッケ
訳者那須田 淳/木本 栄
出版講談社
ページ数111ページ
おすすめポイント人差し指サイズの王様と僕のやりとりが哲学的!

ドイツでベストセラーとなった小説で、柳田國男さんが「今、大人が読むべき」と推薦していたので手に取りました。

主人公の目の前に現れた人差し指サイズの王様は、成長するにつれて小さくなる世界の住人。
生まれたときは大きくて、死の瞬間は目に見えないのだといいます。

おまえたちは、はじめにすべての可能性が与えられているのに、毎日、それが少しずつ奪われて縮んでいくのだ。それに、幼いうちは、お前たちは、知っていることが少ない代わりに、想像の世界がやたら大きいのではなかったかね?

P15

非常に示唆的な内容です。
私たちは、歳をとるにつれてたくさんのことを知る代わりに、大切なものを捨ててしまっているのかもしれません。

ことみ

子どものころは当たり前に持っていたもの、想像力の大切さを教えてくれる本です。

長くつ下のピッピ(著者:アストリッド・リンドグレーン)

著者アストリッド・リンドグレーン
訳者大塚 勇三
出版岩波書店
ページ数256ページ
おすすめポイント世界一つよい女の子!

1945年にスウェーデンで発表された「長くつ下のピッピ」。
自由奔放で、破天荒な少女の活躍を描いた物語です。

ピッピの振る舞いがあまりに豪快&天真爛漫なので、思わずクスッと笑ってしまいます。

ことみ

常識にとらわれず、個性全開で生きるピッピにはつい憧れを抱いてしまいました。

赤毛のアン(著者:L・M・モンゴメリ)

著者L・M・モンゴメリ
訳者村岡 花子
出版講談社
ページ数498ページ
おすすめポイント美しい自然とともに成長するアンの姿に感激!

不朽の名作、「赤毛のアン」。
農場を運営するきょうだい、マシュウとマリラのもとに孤児院からやってきたのは、赤毛でそばかすだらけの女の子。
自然の豊かなプリンセスエドワード島を舞台に、アンは持ち前の想像力を活かしてのびのびと成長していきます。

美しいものに素直に感動し、想像することで苦難を乗り終えてゆくアンの姿には学べるものがたくさん。

ことみ

私の人生にとって、大切な1冊となりました。

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ことみ

私のイチオシは「雨音選書」。
以下の記事で詳しくレビューしているのでよかったらチェックしてみてください。

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