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大ヒットした自己啓発本「夢をかなえるゾウ」。
「何がそんなにおもしろいの?」と気になっているけれど、なかなか読めていないという人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、うつ病闘病歴3年目になる私の視点からみて特に学びとなった部分をご紹介。
結論から言うと、ビジネスマンだけではなく、私のような人生に迷いを抱えている人にもぜひおすすめしたい傑作です。
「夢をかなえるゾウ」をお得に読む裏ワザもご紹介しているので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
「夢をかなえるゾウ」の基本情報
まずは、「夢をかなえるゾウ」の基本情報からご紹介。
著者 | 水野 敬也 |
出版社 | 文響社 |
発売日 | 2020/7/9 |
ISBN-10 | 4866512415 |
ISBN-13 | 978-4866512419 |
2007年に刊行されて以降、シリーズ累計460万部という驚異の数字を誇る大人気の自己啓発本です(参考:累計発行部数460万部は伊達じゃない? 日本一読まれている自己啓発小説『夢をかなえるゾウ』が大人だけでなく中高生にも刺さるワケ | 文春オンライン)。
「夢をかなえるゾウ」のあらすじ
「夢をかなえるゾウ」は一体どんな本なのでしょうか?
軽くあらすじをご紹介します。
主人公は、冴えないサラリーマンの「僕」。キラキラした世界に憧れを抱きながらも、何も変わらない自分に嫌気が差しているごく普通の会社員です。そんな「僕」のもとに突然現れたのは「ガネーシャ」と名乗る、ゾウの姿をした神様。関西弁でどこか胡散臭い神様は、これまで偉大な業績を成し遂げてきた歴史上の偉人たちを育て上げてきたのだと豪語します。神々しさのかけらもない様子に疑問を抱きながらも、「僕」は「ガネーシャ」の教えを乞うことを決意。それほどに自分を変えたいという思いが強かったのです。こうして始まった「僕」と「ガネーシャ」の不思議な二人暮らしが始まりました。そして、「ガネーシャ」がまず「僕」に指示したのは、「靴を磨く」こと。一見、成功とは無関係に見えることでも、毎日「ガネーシャ」が下す司令をこなしていくうちに、「僕」は確かに成長を遂げていきます。
クスッと笑えるストーリー仕立てではありますが、人生に大切なことを確かに学ぶことができる名著です。
うつ病の私に響いたガネーシャの教え5選
このブログの筆者は、うつ病闘病も3年目に突入しており、絶賛人生に迷い中。
そんな私が読んで、特に学びが大きかったと感じる「ガネーシャ」の教えを5つセレクトしました。
会った人を笑わせる
街灯に虫が集まるみたいに、空気が明るい人には自然と人が集まってくるものですよね。
逆に、暗い雰囲気の人にはあまり近づきたいとは思いません。
「ガネーシャ」は、自分のまとう空気を楽しいものにすべきだと「僕」に諭しました。
まずは、自分がいつも「楽しい」「うれしい」と思うこと。
そうすることで、自然とその気持ちが他の人にも伝染し、笑顔が生まれるのです。
そうして生み出された楽しい空気のなかではいいアイディアも生まれやすいですし、モチベーションも上がりやすくなります。
つまり、いいこと尽くめなのです。
放っておくと自然とネガティブな方向に気持ちが傾いてしまう私にとっては、非常に耳の痛い話でした。
自分は運がいいと口に出す
いつも前向きでありたいと思うものの、なかなかそうはいかないのも人生です。
しかし、良くない出来事が起きたとしても「運がいい」と思うべきだと「ガネーシャ」は言います。
運がいいんだと思うことで、その出来事から何か学びを得ようとするようになるのです。
何事も捉え方次第。
エジソンはそれだけ実験に失敗したとしても、「また一つ成功に近づけたから、この実験は成功だったんだ」と言ったと言います。
私の場合、うまくいかないことがあるといつもため息が出てしまう癖があります。
「なんでいつもこんなにうまくいかないんだろう」と。
こんな調子では、得られるはずの学びも発見できないままでしょう。
まずは、「ラッキー」「よし!」と口に出してみることが自分の意識を変革するきっかけになるはずです。
毎日鏡を見て、身なりを整える
「人間はその制服どおりの人間になる」とナポレオンは言いました。
服装は、知らず知らずのうちに人間の意識に多大な影響を与えていると「ガネーシャ」は「僕」に教えます。
自分の内面を変えるのは大変なことです。
多大な労力と時間がかかります。
しかし、外見を整えることは比較的簡単です。
美しくなろうとしなくてもよいから、身なりを清潔に保つこと。
自分を変えるための第一歩は、まず外見を整えることなのです。
この教えは、外見の手入れを怠りがちな私にグサッと刺さりました。
というのも、うつ病になってから「自分のことなんて誰も気にしていないから」とか「自分に手を掛ける価値はないから」とか思い込んで、外見をほとんど気にしなくなってしまっていたのです。
なりたい自分に近づくためには、まずボサボサの髪に櫛を通すことから初めてみようと思います。
一日何かをやめてみる
人は自分を変えたいと思ったとき、何か新しいことを始めがちです。
しかし、「ガネーシャ」は言います。
人には1日24時間という平等な器が与えられており、すでにもうその器はパンパンな状態。
そこに新しいものを入れようとしても、何も入りません。
つまり、何かをやめる必要があるのです。
手に入れたいものがあるなら、相応の代償を払って何かを捨てなくてはならない。
私はこれまで、「やめる」ということに対してマイナスなイメージを持っていました。
「やめる=諦める、逃げる」という印象が強かったのです。
「ガネーシャ」の言葉で、やめるということは決して逃げではないということに気づきました。
やめることは、自分の成長のための戦略。
自分が変わるために本当に必要なものはなにか見極めて、不要なものはどんどん捨ててしまおうと思えました。
その日頑張れた自分をホメる
自分が頑張れていることを確認するのはとても大切なことだと「ガネーシャ」はいいます。
人間は「頑張らなきゃ」と思えば思うほど、頑張れなくなってしまう生き物。
なぜなら、「頑張らなきゃ」と思うこと自体が楽しくないからなのです。
つまり、頑張りたいと思うなら、頑張ることは楽しいんだという自己暗示をかけてあげることも必要だと言えます。
そのために、1日の終わりにはその日頑張れたことを自分で褒めてあげること。
頑張ったり、成長したりするのは楽しいんだと思えたら最強なのです。
私は、眠る前に1日の反省会をしてしまう癖があります。
「もっとこうすべきだった」「今日も頑張れなかった」などと、自分のダメだったところを責めてしまうのです。
その代わりに、自分ができたことをホメることを始めてみました。
これが、とっても楽しいのです。
おかげで「明日も頑張ろう」という気持ちで眠りにつくことができます。
今日をポジティブな気持ちで終えることで、明日へのモチベーションにもなるのです。
とても大切なことを「ガネーシャ」から教えてもらいました。
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