フランス流の丁寧な暮らしがわかる本『フランス人は10着しか服を持たない』の感想

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    2014年に発売され大ベストセラーとなった『フランス人は10着しか服を持たない』

    恥ずかしながら未読だったのですが、パリオリンピックということもありこれを機に読んでみました。

    これがもう、ホント学びの多い本で!!

    ことみ

    なぜもっと早く読まなかったのだと反省しきりでした……。

    アメリカ流の消費文化にすっかり影響されきっている私にとっては、フランスならではの考え方がとっても新鮮。

    とっても感銘を受けたのでご紹介させてください!

    目次

    フランス人の丁寧な暮らしがわかるベストセラー
    『フランス人は10着しか服を持たない』

    ことみ

    まずは基本情報からご紹介します。

    タイトルフランス人は10着しか服を持たない
    著者ジェニファー・L・スコット
    訳者神崎 朗子
    本の長さ240ページ
    出版社大和書房
    発売日2014/10/30
    基本情報
    どんな人にオススメ?
    • 単調な毎日にうんざりしている人
    • 暮らしにゆとりがほしい人
    • 丁寧な暮らしの参考になる本を探している人

    フランス人の丁寧な暮らしぶりとは?

    学生時代にパリ留学をしたことで価値観が大きく変容したという著者ジェニファー・L・スコットさん。

    ホームステイ先の家族のライフスタイルは、アメリカ暮らしですっかり物質主義に染まっていたジェニファーさんに衝撃を与えました。

    ことみ

    今回は、そんなフランス人らしい丁寧な暮らしぶりのなかで、特に私が感銘を受けた部分をご紹介します。

    ①間食はしない

    ことみ

    みなさんは、間食ってしますか?

    実は私、間食をしない日のほうがめずらしいってくらいなんです。

    しっかりご飯も食べているんですよ?
    それなのに、ちまちまとチョコやお菓子をつまんでしまうんです。(きっと私だけじゃないはず)

    でも、著者ジェニファーさんが出会った、ホームステイ先の家族(マダム・シック一家)はまったく間食をしないのです。

    そのワケは「お腹を空かせて夕食を心から楽しむ」ため。

    マダム一家の食事はいつも腕によりをかけて作られたコース料理。
    毎日そんなご馳走が食べられるなら、「お腹を空かせておかなくちゃ!」という気分になりますよね。

    間食をしないことで、体型キープにもなりますし。

    毎日コース料理はハードルが高すぎるけれど、1日を締めくくる夕食の時間を私はおざなりにしすぎていたかもしれない……。

    だって、いつも作る料理は「簡単」「時短」「レンチン」で検索したレシピばかり。
    (まあ、それはそれで美味しいのだけど)

    ちょっと一手間かけた料理を作ろうと心に決めておけば、間食もしなくて済むかも……。
    そんな気づきを得られました。

    ②ワードローブは10着

    タイトルにもなっている「服は10着」というところも非常に驚きでした。
    (私のクローゼットには一体何着入っているんだろう、数えきれない)

    どうもフランスの女性は、自分に似合うスタイルをよく知っていて、質の良いものを何回も気まわすことにも抵抗がないみたいです。

    一方の私はというと、「安いから」「流行ってるから」で服を買いがち。
    お気に入りの服がないから、毎日着る服がないと悩むありさまです。(大量に持っているのに!)

    そんな私にとって、フランス流の服の選び方は目から鱗。

    そうかあ、まずは自分らしいスタイルを探すところからだなあ、と学びました。

    ことみ

    自分らしいスタイルってなんだ?という疑問は生まれましたが。

    ③雑談は「最近なにかおもしろい本を読みましたか?」から始める

    私は雑談ってものが本当に苦手。
    沈黙が怖くて、聞かれてもいないことをベラベラと喋り、勝手に疲弊してしまうんです。
    (同じ人いますか)

    しかし、フランスの人は雑談でプライベートなことは話さない主義らしいのです。

    代わりに何を話すかというと、最近読んだ本やみた映画、行った美術展などカルチャーのことが多いのだとか。

    ことみ

    なんて楽しそうなの!!!

    カルチャー好きな私にとって、これはもう本当に魅力的でした。
    (正直相手の仕事の愚痴に付き合うより、本の話をしていたいですからね)

    日本だとそういう話って「気取ってる」と思われそうで怖い部分はありますが。

    ④毎日の家事や仕事を目一杯楽しむ

    これは本当にもうグサッときました。

    家事や仕事って「やるべきこと」じゃないですか。
    でも「やりたいこと」に変えられたらどんなに毎日楽しいだろうって思うんです。

    フランスの人たちは、掃除にしろ買い物にしろ、自分らしく楽しむのが上手なんだとか。
    (映画アメリの冒頭にもそういうシーンがありますよね)

    私もまず、ため息をつきながら皿洗いや掃除をするのをやめてみようと思いました。

    ものがキレイになっていくさまを純粋に楽しもうと見方を変えたら、毎日が少しずつ上向きになっていくかもしれません。

    ⑤大切なのは「何をするか」ではなく「どのようにするか」

    日本に暮らしていると、小さいころから「将来何をするの?」と聞かれますよね。
    私はコレ、あまりよくないと思っていて。

    大切なのは、「人生において何を成し遂げるかではなくどのように生を全うするのか」だと思うんです。

    フランスの人たちは心からこれを理解し、実践しているのだなと感じました。

    仕事、資産、家庭など「持つべき」とされているものでがんじがらめになって苦しくなっている人は多いはず。(私もそう)

    ことみ

    この本は、今こそ「どうやって」に注目しなおすべきなんだと教えてくれました。

    『フランス人は10着しか服を持たない』超オススメ!

    今回はフランス流の丁寧な暮らしについて学べる本、『フランス人は10着しか服を持たない』を読んだ感想を詳しく書きました。

    ぜひオススメできる本なので、気になった方はぜひ手に取ってみてくださいね!

    ことみ

    いつかパリに行けたらな〜〜〜

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