【2025年最新版】Audible(オーディブル)で聴くべきおすすめ小説25選※随時更新

学校内で我が子を殺された女性教師が、終業式のホームルームで語ったのは犯人である生徒2人の名前と衝撃の復讐内容。語り手が「犯人」「クラスメイト」「犯人の家族」と次々と切り替わり、それぞれの胸中を語っていく。

職業も年齢もバラバラな男女10人が集められたのはある孤島。しかし招待主は現れず、夕食の席では謎の声が招待客の過去の犯罪を暴く。不気味な童謡「10人の黒人の子」が流れ、その歌詞通りに10人の招待客がひとりずつ殺されてゆく。

6歳で家族に見捨てられ、湿地の子やでたった1人生きてきたカイア。村の人々からは「湿地の少女」と蔑まれつつも、美しい自然や生き物たちが彼女の心を慰めてくれた。読み書きを教えてくれた少年テイトに恋心を抱くも、大学を進学を機に彼もまた彼女の元を去ってゆく。さらに湿地で起こった不審死事件の疑いまでかけられ……。

婚約者である坂庭真実が突然いなくなった。西澤架の脳裏によぎるのは、真美につきまとっていたというストーカーの存在。婚活で知り合った2人は、お互いの過去のことを深く知らない。架は彼女の周辺の人物たちに聞き込みを始める。真実の家族、お見合いをしていた2人の男性、元職場の同僚。聞き込みを進めるうち、架は自分の知らなかった真実に出会う。そして、自分自身の傲慢さにも気づいてゆく。

党によって個人のあらゆる言動が監視された社会が舞台。真実省で歴史の捏造を生業にするウィンストンは、自らの記憶と真実を記録するためこっそりと日記を書き始める。奔放な美女ジュリアとの出会いをきっかけに、ウィンストンは伝説的な反逆組織の本を手に入れるが、それは恐怖のはじまりだった。

物語は文化大革命期の中国に遡る。物理学者の父を殺された葉文潔の絶望が、人類全体の命運をわけることになるとはその時は誰も知らなかった。秘密の軍事施設で働いていた葉文潔は、ある日3つの太陽を持つ星に住む三体人からのメッセージを受け取り、地球に歓迎するという応答をしてしまうのだ。数十年後の地球で進む科学者たちの相次ぐ自殺。三体人たちによる地球侵略の魔の手が着々と差し迫る中、ナノテクノロジー研究者の汪淼が直面する衝撃の真実とは……。

物語の舞台は、第三次対戦後の放射能で汚染された世界。多くの生き物が絶滅してしまったため、ホンモノの生き物を持っていることは一種のステータスとなっていた。人工の電気羊しか買うことのできない主人公のリックは、ホンモノの生き物を手にいれるべく多額の賞金がかけられた「アンドロイド狩り」を開始する。そのアンドロイドたちは、火星から逃亡してきた”奴隷”であった。

ハリーポッターはごく普通の男の子。意地悪なおじやおば、いとこのダドリーにいじめられながら育ったハリーは、11歳の誕生日に衝撃の事実を知らされる。なんと彼は魔法使いだったのだ！魔法学校であるホグワーツへの入学許可証を手に、ハリーは胸を高鳴らせつつ9と4分の3番線から発車する汽車に乗り込んだ。彼を待ち受けるものとは一体……？

満月の夜にだけ気まぐれに出現する、不思議な珈琲店。猫のマスターが提供してくれるのは、お客様それぞれにぴったりのスイーツやドリンクです。ただしそれだけではなく、人生に迷える人々のために「星詠み」もしてくれるのです。

ロシアののどかな村に住むセラフィマにとって、村の人々は家族同然だった。しかし、愛した村は一瞬で地獄へ変わる。ドイツ兵たちによって猟師だった母を殺され、セラフィマを除いては村の人々も全滅。間一髪のところでセラフィマを救ったのは、百戦錬磨の赤軍・女狙撃兵イリーナ。彼女に連れられてセラフィマは、女性のみの狙撃兵を養成する訓練学校へ。セラフィマは、母を殺したドイツ兵と母の遺体を焼き払ったイリーナへいつの日か復讐することを決意し、狙撃の腕を磨く。

グレゴール・ザムザは、ある日目覚めると巨大な毒虫に変身していた。両親の借金を返済するため、そして妹のグレーテの学費のために布地の外交販売員としてがむしゃらに働いてきたが、慣れない体を動かすことすらままならない。家族に事実を隠し通せるわけもなく、ザムザの姿をみた母親は泣き崩れ、父親はステッキで追い立てる。グレーテだけは身辺の世話をしてくれたが、次第にザムザの部屋は物置同然の扱いになってゆく。

古倉恵子はコンビニで働くことでのみ、自分を普通の人間であると感じられた。画一的で、規則正しく動き続けるコンビニは彼女にとっての唯一の居場所だったのだ。しかし、30代も半ばなのに独身でコンビニバイトを続ける彼女に対する周囲の評価は厳しい。「普通の人」として見られることに固執する彼女は、婚活目的での新入り男性白羽と出会う。コンビニ的生き方を批判された彼女がとった決断は……。

職場という閉鎖的な空間で織りなされる、複雑な人間関係の物語。主人公の二谷は、職場でそこそこ上手くやってはいるが交際中の芦川が手作りの料理を食べさせようとすることに辟易している。二谷は食べることが苦手なのだ。芦川はみんなから愛されており、病弱。芦川の残した仕事のせいで割を食っているのは、頑張り屋さんでしっかり者の押尾だ。芦川に対して鬱屈した感情を持つ二谷と押尾が出た行動は……。

中学進学を機に、学校に行けなくなってしまった少女まい。見かねた両親は、西の魔女のもとで過ごすことを提案する。西の魔女とはまいのおばあちゃんのこと。大好きなおばあちゃんのような魔女になるべくして修行を始めるまいだったが、その修行の要は「なんでも自分で決めること」だった。

巨大地下都市で発生した大地震。たった1人地下に取り残されたのは、目も見えず耳も聞こえない女性。ドローン操作のインストラクターである主人公のハルオは女性の救出に向かうが、想像もつかないトラブルが続く。生還不能となるタイムリミットまであと6時間。ハルオは盲ろうの女性をドローンで救い出せるのか……！そしてまさかの結末が待ち受ける。

石鹸メーカーの経理部で働く森若は、年齢＝彼氏いない歴の27歳女性。何事にもイーブンであることをモットーにしており、仕事ぶりは真面目で隙がない。しかし、彼女のもとにまわされる領収書や請求書には問題だらけ。怪しい人間関係や思惑がチラつくなか、森若は思いがけない展開に巻き込まれていく。

ゆかとこいちゃんは『失われたホールケーキの会』と称して、やりきれないことがあるたびにホールケーキを食べる。（『ホール』）そんな2人の様子をうかがう、ケーキ屋バイトのカジモト（表題作）。いつも変わらずおいしくて、心にポッと光を灯してくれるショートケーキをめぐる連作集。

メルボルンに留学していた女子大生のレイは、現地に住む日系人のブーと恋に落ちる。ただし、関係はレイが帰国するまでの期間限定だった。帰国前にブーの友人である若手画家に肖像画を描いてもらうことになるレイ。その一枚の「エスキース」は、手から手へと渡り、さまざまな愛の物語を目にしていく。

舞台は夜の間だけ開館する図書館。亡くなった作家たちの蔵書を展示する、一風変わった図書館だ。主人公の乙葉は、書店の仕事に疲弊していたころ夜の図書館のオーナーなる人物からSNSを通じて職の案内を受ける。怪しさ満点だったが、乙葉は引き受けることに。夜の図書館で働く人々はみんな人がよく、夜食として提供されるのは本の中に出てくるメニューだ。図書館ではさまざまなトラブルもあるが、乙葉は徐々に居心地の良さを感じていく。

不思議な少女モモは、町外れの円形劇場に住んでいました。モモに話を聞いてもらうと町の人たちは幸せな気持ちになるので、とても大切にされていました。しかし、そこへ時間泥棒たちの魔の手が忍び寄ります。時間を盗まれた大人たちは、「時間を節約しなければ！」と心に余裕をなくしていきました。モモは仲間たちと一緒に、時間泥棒たちに盗まれた時間をとり返す冒険の旅に出発します。

砂漠に飛行機で不時着した「僕」が出会ったのは、小さな自分の星を後にして地球にやってきたという不思議な男の子。自分の星に残してきたバラへの想いや旅の途中で出会った大人たちの愚かな行動など、男の子の物語を聞くうちに「僕」は彼のことをかけがえのない存在に感じるようになります。

美しいプリンスエドワード島にあるグリーン・ゲイブルズが舞台。マシュウとマリラ兄妹は働き手として孤児院から男の子を引き取る予定だったが、手違いで女の子のアンがやってくる。アンの周りでは常に騒動が絶えないが、持ち前の賢さと快活さで乗り越える。豊かな自然やたくさんの友人たちに囲まれて、アンは少しずつ成長していく。

主人公のバスチアン・バルタザール・ブックスはその日、いじめっ子から逃亡した先の古本屋で『はてしない物語』と運命の出会いをする。本をこっそり盗み出し、物置に忍び込んで読み始める。本は、幼ごころの君が支配する「ファンタージエン」が舞台だった。しかし「ファンタージエン」は危機に瀕していた。幼ごころの君は病で倒れ、世界中で”虚無”の拡大していたのである。

13歳になった魔女のキキは、ひとり立ちをするために黒猫のジジと一緒に新しい町へ向かいます。キキが町で新しく始めたのは、ほうきで空を飛ぶ宅急便屋さんでした。大変なこともたくさん起こりますが、キキは落ち込んだり元気になったりしてどんどん成長していきます。

うみのなか中学校に通うタコジローは、自分のことが大嫌いだった。しかし、不思議なヤドカリおじさんに出会ったことでタコジローはどんどん変わっていく。ヤドカリおじさんの教えは、「日記を書く」ことで新しい自分が見つかるというものだった。