
うつ病になってから本が読めなくなった……



それ、めちゃくちゃわかります…!
文字を追っているのに、まるで目が文字の上を滑るような感じがして、全然頭に入って来ないんですよね。1ページ読むのに30分かかったこともあります。「昔はこんなに簡単に読めたのに……」と、自分を責めてしまう日々でした。
でも、そんなときにぴったりの気晴らしを発見したんです!
それが聞く読書。
Amazonが提供しているオーディオブックサービス「Audible(オーディブル)」は、療養中のうつ病の方にとってもおすすめなんです。
実際に私は、Audible(オーディブル)を使い始めてから「また本の世界に戻れた」という感覚を取り戻すことができました。完全に元通りとはいきませんが、少しずつ心が軽くなっていったのを覚えています。
そこで今回は、うつ病歴5年にしてようやく出会った「Audible(オーディブル)」の魅力を力説していきます!



ぜひ最後まで読んでいってくださいね。


- ことみ
- アラサー女性
- うつ病歴5年
- 社会人になってから読書を離れていたが、うつ病の回復とともに再開
- 今では年間約120冊を読了
- Audible(オーディブル)やKindle Unlimitedも柔軟に活用中
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うつ病になると読書ができない!?その理由とは
うつ病になると読書ができなくなるという話は、当事者同士の間ではあるあるネタですね。



でも、どうして本が読めなくなってしまうのでしょうか?
実はうつ病は脳の働きに影響を与え、以下のような症状を引き起こします。
うつ病が読書に与える影響
うつ病は脳の働きに影響を与え、以下のような症状を引き起こします。
集中力・注意力の低下
数行読んだだけで集中が途切れ、同じ行を何度も読み返してしまう。まるで脳が情報を受け取ることを拒否しているような感覚です。
意欲の減退(アンヘドニア)
以前は大好きだった本でも、手に取る気力が湧かない。「読みたい」という気持ちすら感じられなくなります。
思考速度の低下
文章を理解するのに時間がかかり、登場人物の関係性や物語の流れが追えなくなります。
疲労感
読書という行為そのものが、体力を消耗する「重労働」に感じられてしまいます。
私の場合、本を開いても5分と経たないうちに目が疲れて、文字がぼやけて見えるようになりました。「こんな簡単なことすらできない自分」にさらに落ち込む、という負のスパイラルに陥っていたんです。
読書ができないことで失うもの
好きだったことが楽しめないのは、それだけで大きなストレスです。
特に読書好きだった人にとって、本が読めないことは:
- 逃避場所を失う感覚 – 現実から離れられる場所がなくなる
- 自分らしさの喪失 – 「読書好き」というアイデンティティが揺らぐ
- 知的刺激の欠如 – 新しい情報や物語に触れられない空虚感
- 時間の重さ – 何もせずに過ごす時間が、より長く、つらく感じられる
だからこそ、無理なく楽しめる気晴らしが必要なんです。
うつ病には「聞く読書」がいい!科学的根拠もあります
「オーディオブックって、読書の代わりになるの?」
そう思う方もいるかもしれませんが、実は聞く読書には科学的な裏付けがあります。
イギリスでは「読書処方」が公的制度に
イギリスでは、精神疾患を持つ患者に対して医師が「本」を処方するブックス・オン・プリスクリプション(Books on Prescription)という制度が、政府公認で運用されています。
読書には以下のような効果があることが認められているからです。
- ストレスホルモン(コルチゾール)の減少
- 心拍数の低下とリラックス効果
- 共感力の向上
- 認知機能の維持



つまり、読書にはメンタルヘルスによい影響を及ぼす効果がある、ということですね!
オーディオブックのメンタルヘルス効果
2017年9月、イランのシャヒード・ベヘシュティー医科大学の研究チームが、高齢者を対象にオーディオブックのメンタルヘルス効果を調査しました(Ameri, F., Vazifeshenas, N., & Haghparast, A., 2017)。
この研究では、高齢者を対象にオーディオブックによる「聴く読書」の効果を比較。その結果、精神衛生上の改善効果が認められたのです。



つまり、読書によるメンタルヘルスの改善効果が「聴く読書」でも同様に得られるのです。
うつ病の人に「Audible(オーディブル)」がおすすめなワケ
うつ病当事者でもある私は、「Audible(オーディブル)」がうつ病の人の気晴らしにはぴったりだと感じています。



その理由を詳しく解説していきますね!
ぼーっと聞き流しながら楽しめる
うつ病の人にとって本を読むという行為はハードルが高いかもしれないですが、横になって聞き流すだけで楽しめる「Audible(オーディブル)」は気楽なエンタメとなりえます。
布団に包まりながら、寝落ち前提でもOK。
途中で寝落ちしても大丈夫。翌日、続きから再生すればいいだけです。
私が初めてAudible(オーディブル)で『星の王子さま』を聴いたときのこと。ベッドに横になって、ただぼーっと耳を傾けているだけで、いつの間にか物語の世界に入り込んでいました。「読まなきゃ」というプレッシャーがないから、不思議と内容が頭に入ってくるんです。



体力が落ちてしまった人でも簡単に気晴らしできますよ。
スクリーンから離れて楽しめる(デジタルデトックスにもなる)
「Audible(オーディブル)」を一旦スタートさせてしまえば、あとはゴロンとしていようが、ぼーっと座っていようがOK。



療養中についつい触ってしまいがちなスマホと距離を置くことができますよ。
私自身、スマホから何か情報を入れていないと不安に支配されてしまうような恐怖があったので、療養中はずっとスマホをさわりっぱなしでした。そのせいで目も疲れて頭痛がしてくるという始末。SNSをみると自分だけ世間に取り残された気分になり、さらに落ち込むということも多々ありました。
しかし「Audible(オーディブル)」なら、スマホを触らずに聞き流すだけで気軽にエンタメが楽しめて一石二鳥。



スマホを伏せて、目を閉じて、ただ声に耳を傾ける。それだけで、SNSから離れられる時間が作れます!
Audible(オーディブル)特有の便利機能がうつ病の人に最適
Audible(オーディブル)には、うつ病の方に特に役立つ機能がたくさんあります。
スリープタイマー機能
5分、10分、30分、章の終わりなど、好きなタイミングで自動停止。寝落ち前提で聴くときに最適です。私は毎晩30分タイマーをセットして、入眠のお供にしています。
再生速度調整(0.5倍〜3.5倍)
集中力が落ちているときは0.75倍速でゆっくり聴く、調子がいいときは1.2倍速で聴くなど、その日の体調に合わせて調整できます。
ブックマーク機能
心に響いたフレーズや、もう一度聴きたい場面をマーク。後で簡単に聴き返せます。
オフライン再生
事前にダウンロードしておけば、通信環境を気にせず聴けます。散歩中や通院時にも便利。



これらの機能のおかげで、「自分のペースで、自分のやり方で」楽しめるんです。
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【実体験】うつ病の私が救われたAudible作品3選
「具体的にどんな本を聴けばいいの?」
そんな疑問にお答えして、実際に私が聴いて心が軽くなった作品をご紹介します。
1. 『ハリー・ポッターと賢者の石』J.K.ローリング(児童文学)
ハリー・ポッターはどこにでもいるような平凡な少年でした。意地悪な叔父夫婦と、横柄ないとこ・ダドリーに日々こき使われながら暮らしていた彼は、11歳の誕生日に思いもよらない真実を告げられます。――実は自分が“魔法”を使える存在だったのです。
ホグワーツ魔法魔術学校から届いた入学案内を手に、期待と不安を抱えながら、ハリーは9と3/4番線から出発する列車に乗り込みます。そこで彼を待ち受ける運命とは……



映画であらすじを知っているので、多少聞き逃しても大丈夫という安心感がありました。ナレーターさんの声が作品の雰囲気ととても合っています。
2. 『満月珈琲店の星詠み』望月 麻衣(ファンタジー)
満月が空に浮かぶ夜にだけ、ふと姿を現すという謎めいたカフェがあります。そこで店主を務めるのは、柔らかな毛並みをもつ猫のマスター。訪れた人には、その人の気分や心にぴたりと寄り添うスイーツや飲みものをそっと差し出してくれます。
さらに、この店にはもうひとつの顔が。道に迷った人のために、マスターは「星の声」を読む占いでそっと背中を押してくれるのです。



猫のマスターが差し出す一杯の飲み物や星詠みの言葉に触れるたび、来店者たちは少しずつ心の重りを手放し、また歩き出す力を取り戻していく――そんな温かなエピソードが綴られた物語です。読んだあと、胸の奥にぽっと灯がともるような、やさしい余韻が残りますよ。
3. 『西の魔女が死んだ』梨木 香歩(現代小説)
中学生になるタイミングで、まいはどうしても学校へ足が向かなくなってしまう。心配した両親は、気分転換も兼ねて “西の魔女” のもとで暮らしてみてはどうかと提案する。
その西の魔女とは、まいが幼いころから慕っている祖母のこと。まいは大好きなおばあちゃんのような魔女を目指して修行に取りかかるのだが、その核心にあるのは「自分の行動や選択を自分の意思で決める」という、思いのほかシンプルで奥深い教えだった。



心に響く名言だらけの作品。個人的に大好きな作品です。
番外編:避けた方がいい作品の特徴
逆に、うつ病のときに避けた方がいい作品もあります。
- 重いテーマを扱ったダークな作品 – さらに気分が落ち込む可能性
- 複雑な伏線が多いミステリー – 追いかけるのが疲れてしまう
- 専門用語が多いビジネス書 – 理解するのに労力がかかる
- 自己啓発書の一部 – 「こうあるべき」というメッセージがプレッシャーに
作品選びに迷ったら、一度読んだことがある本や児童文学から始めるのがおすすめです。




うつ病の人におすすめな「Audible(オーディブル)」の楽しみ方
続いては、個人的におすすめなうつ病の人の「Audible(オーディブル)」の楽しみ方をご紹介します。
難しすぎる内容の本は選ばない
うつ病にはカンタンに理解できるような内容の本がおすすめです。
難しい単語が頻出したり、あまりにハイレベルの文学的表現が出てきたりする本はかえってストレスになってしまいかねません。
おすすめジャンル:
- 児童文学・絵本の朗読
- エッセイ
- 短編集
- 軽めのファンタジー
- 一度読んだことのある本
聞ききることにこだわらない
うつ病の人はまじめで、一度はじめたら聞ききらなくてはと思ってしまいがちです。
ただし「Audible(オーディブル)」のいいところは、無料聞き放題対象の作品が20万以上もあること。
気が乗らなかったり、重いテーマを扱っていてつらかったりする場合はどんどん次の作品へ移ってしまいましょう。
私も最初の頃、「せっかく始めたんだから最後まで聴かなきゃ」と無理していました。でも「つらい本を聴き続ける意味って何?」と気づいてからは、気軽にスキップするようになりました。



たった5分でも大丈夫なので、少しでも気晴らしできればいいですよね!
「ながら聴き」で日常に取り入れる
Audibleの素晴らしいところは、何かをしながら聴けること。
おすすめの「ながら聴き」シーン:
- お風呂に入りながら
- 散歩しながら
- 家事をしながら(洗い物、洗濯物を畳むなど)
- ストレッチをしながら
- 通院の移動中
私は特に、お風呂×Audibleの組み合わせが気に入っています。リラックスしながら本の世界も楽しめて、とてもリフレッシュになります。
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Audibleのデメリットと対処法も知っておこう
良いことばかり書いてきましたが、正直にデメリットもお伝えします。
デメリット1:月額料金がかかる(1,500円or880円)
対処法:
まずは30日間の無料体験で試してみる。自分に合わなければ無料期間中に解約すればOKです。
デメリット2:すべての本が聴き放題ではない
対処法:
最新のベストセラーなど、一部は追加料金が必要。ただし20万冊以上が聴き放題なので、当面は困りません。まずは聴き放題対象作品から始めましょう。
デメリット3:ナレーターとの相性がある
対処法:
サンプルを必ず聴いてから作品を選ぶ。各作品ページで数分間の試聴ができます。「声が合わない」と思ったら、別のナレーターの作品を探しましょう。
デメリット4:目で確認できない(登場人物名など)
対処法:
必要に応じて、紙の本やKindle版と併用する。または、児童文学や短編など、登場人物が少ない作品から始めるとスムーズです。



デメリットはありますが、うつ病で読書ができない辛さを考えれば、試してみる価値は十分にあると思います。
「Audible(オーディブル)」ならうつ病でも読書が楽しめるかも!
今回は自身の経験から、うつ病の人に「Audible(オーディブル)」がおすすめであることの理由や楽しみ方の解説をしてきました。
私自身、うつ病で「本が読めない自分」に絶望していた時期がありました。でもAudible(オーディブル)に出会って、「形は違っても、また本の世界に戻れた」と感じられたことは、本当に大きな支えになりました。
うつ病の苦しい時期を、「Audible(オーディブル)」で少しでも楽にできればいいなと思っています。



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