【やる気スイッチの入れ方完全ガイド】うつ病経験者が実践して本当に効果のあった方法

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    やらなきゃいけないのに、どうしても体が動かない。
    朝起きても布団から出られない。
    スマホをダラダラと見続けてしまう。

    こんな風になかなかやる気スイッチが入らないと、どんどん自己嫌悪になってしまいますよね。

    ことみ

    私自身、うつ病を経験し、やる気が全く出ない日々を過ごしてきました。

    この記事では、私が実際に試して効果があった方法を中心に、やる気スイッチの入れ方をご紹介します。

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    • ことみ
    • アラサー女性
    • うつ病歴5年
    • Awarefy(アウェアファイ)利用歴1年
    • マインドフルネスコンサルタント資格保有
    • 自分のメンタルケアについて情報発信中

    参考:ドーパミンを増やすことで得られるメリット | 医療法人社団 平成医会
    マイナビ看護師「ドーパミンとは|働きや不足で起こる病気・増やす方法を解説」
    東大教授「やる気を出す方法を考えるのはムダ」――結局 “とりあえず動けば” 勉強は進んでいく。 – STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習
    資格勉強のやる気を出す「作業興奮」とは? | 東京法経学院 資格コラム

    目次

    やる気スイッチが入らない3つの原因

    まずはなぜやる気が出ないのか、その原因を解説します。

    1. 脳科学的な原因

    なかなかやる気が湧いてこないのは、やる気に関わる神経伝達物質「ドーパミン」が不足している状態。また、前頭葉が疲労していることも、意思決定や行動開始が困難にする要因です。

    うつ病や慢性的なストレス状態では、このドーパミンシステムが正常に機能しにくくなっています。

    ことみ

    私の経験では、これは「気合い」や「根性」でどうにかなるものではありませんでした。

    2. 心理的な原因

    完璧主義の傾向がある人は、「完璧にできないならやらない方がマシ」と考えてしまいがちです。また、目標が大きすぎたり漠然としていたりすると、どこから手をつければいいか分からず、やる気が起きません。

    私の場合、「ちゃんとやらなければ」という思いが強すぎて、かえって何もできなくなっていました。60点でいい、むしろ30点でもいいと思えるようになってから、少しずつ動けるようになりました。

    3. 身体的な原因

    睡眠不足、栄養の偏り、運動不足は、やる気に直接影響します。

    特に睡眠は、脳の回復に不可欠です。質の良い睡眠が取れていないと、どんなテクニックを使ってもやる気は出にくくなってしまいます。

    【即効性あり】今すぐできるやる気スイッチの入れ方7選

    1. 5秒ルール – 考える前に動き出す

    「5、4、3、2、1、Go!」とカウントダウンして、考える前に体を動かす方法です。

    なぜ効果があるのか

    脳は変化を嫌います。考えれば考えるほど、やらない理由を探し始めてしまうのです。5秒以内に動き出すことで、脳が「やらない理由」を考える暇を与えません。

    実践のコツ

    完璧を求めず、「とりあえず立ち上がる」「とりあえずパソコンを開く」など、最小限の行動から始めるとうまくいきやすいです。

    具体的なやり方

    • 心の中で「5、4、3、2、1」と数える
    • 1の瞬間に、考えずに立ち上がる、手を動かす
    • 最初の一歩だけに集中する

    2. 作業興奮の法則 – とりあえず5分だけやってみる

    「やる気が出たらやろう」ではなく、「やり始めたらやる気が出る」という脳の性質を利用します。

    なぜ効果があるのか

    脳には作業興奮という仕組みがあり、行動を始めると側坐核という部位が刺激され、ドーパミンが分泌されます。やる気は行動の結果として生まれるのです。

    私の体験談

    うつ病の療養中、「5分だけ皿を洗う」から始めました。最初は本当に5分で終わることもありましたが、徐々に「あと少しだけ」と続けられるようになりました。この小さな成功体験が、自信につながりました。

    具体的なやり方

    • タイマーを5分にセット
    • 「5分だけ」と決めて取りかかる
    • 5分経ったら続けるか判断する(多くの場合、続けられます)

    3. 環境変化法 – 場所を変える、音楽をかける

    環境を変えることで、脳に新鮮な刺激を与えます。

    なぜ効果があるのか

    同じ環境にいると、脳が慣れてしまい刺激が減少します。場所や音環境を変えることで、脳が活性化し、集中力が高まります。

    実践のコツ

    外出が難しい場合は、部屋の模様替えや、いつもと違う椅子に座るだけでも効果があります。

    具体的なやり方

    • カフェや図書館など、場所を変える
    • 部屋の中でも、机を窓際に移動する
    • 作業用BGMやホワイトノイズを流す
    • 照明の明るさを変える

    4. 身体を動かす – 軽い運動、ストレッチ

    体を動かすことで、脳に血流が増え、やる気に関わる物質が分泌されます。

    なぜ効果があるのか

    運動することで、セロトニンやドーパミンといった神経伝達物質が分泌され、気分が改善します。また、血流が良くなることで脳の働きも活発になります。

    実践のコツ

    ベッドの上で手足を伸ばすなど、ほんの少しだけ体を動かすだけでも気分が変わります。気分が明るくなれば、自然とやる気が湧いてくるような気がしました。

    具体的なやり方

    • 10分程度の散歩
    • その場で軽くジャンプ
    • 簡単なストレッチ
    • ラジオ体操

    5. タスクを細分化 – ハードルを下げる

    大きな目標を、限りなく小さなステップに分解します。

    なぜ効果があるのか

    「部屋を片付ける」という大きなタスクは、脳にとって負担が大きすぎます。「机の上のペン3本を片付ける」レベルまで細分化すれば、取りかかりやすくなります。

    具体的なやり方

    • 「レポートを書く」→「パソコンを開く」→「ファイルを作る」→「タイトルだけ書く」のように、これ以上分解できないレベルまで細かくする

    6. ご褒美設定 – 報酬系を刺激する

    小さな達成に対して、自分にご褒美を用意します。

    なぜ効果があるのか

    脳の報酬系は、ご褒美を期待することでやる気を高めます。達成後の楽しみがあると、行動を起こしやすくなります。

    実践のコツ

    ご褒美は小さくてOK。むしろ頻繁に小さなご褒美を設定する方が効果的に感じました。

    具体的なやり方

    • 30分作業したら、好きなお菓子を食べる
    • タスク完了後に、好きなYouTube動画を見る
    • 1週間続けたら、欲しかった本を買う

    7. 成功体験を思い出す – 自己効力感を高める

    過去に「できた」経験を思い出すことで、「今回もできる」という感覚を呼び起こします。

    なぜ効果があるのか

    「自分にはできる」という感覚(自己効力感)が高まると、行動を起こしやすくなります。

    私の体験談

    うつ病の時は、「何も成し遂げていない」と感じていました。でも、小さなことでも「できた」と自分を褒めることが大事です。「布団から出られた」「朝ごはんを食べた」も成功体験なのです。

    具体的なやり方

    • 過去に達成したことを紙に書き出す
    • 「あの時もできたから、今回もできる」と声に出す
    • 小さな成功でもOK(朝起きられた、挨拶できた、など)

    【長期的】やる気を維持する習慣づくり5つ

    1. 朝のルーティン確立

    毎朝同じ行動パターンを作ることで、脳が自動操縦モードに入り、やる気に頼らず行動できるようになります。

    実践方法

    • 無理のない範囲で、3つ程度の行動を固定する(例:起床→水を飲む→カーテンを開ける)
    • 完璧にできなくても気にしない

    2. 目標の可視化(視覚化)

    目標を見える形にすることで、脳が目標を認識しやすくなります。

    実践方法

    • 付箋に書いて、目につく場所に貼る
    • スマホの待ち受けに設定する
    • チェックリストを作り、達成したら線を引く
    • ビジョンボードを作る(雑誌の切り抜きなどを貼る)

    3. 小さな達成の積み重ね

    毎日小さな達成を積み重ねることで、自己効力感が育ちます。

    実践方法

    • 「今日のよかった方法」を3つ、寝る前に書き出す
    • どんなに小さなことでもカウントする
    • 「できなかったこと」ではなく「できたこと」に注目する

    私は毎日「スリーグッドシングス」という方法で日記をつけています。「10分散歩した」「友人にLINEを返信した」など小さなことでOKなので、その日気持ちが明るくなった出来事を記録することで「自分も少しずつ進んでいる」と感じられます。

    4. やる気が出る時間帯の活用

    人によって、やる気が出やすい時間帯は異なります。自分のリズムを知り、それに合わせて行動します。

    実践方法

    • 1週間、時間ごとのやる気レベルを記録
    • やる気が高い時間帯に重要なタスクを配置
    • やる気が低い時間帯は、ルーティン作業や休憩に充てる

    5. 定期的な振り返り

    週に一度、自分の状態を振り返る時間を作ります。

    振り返りポイント

    • 今週できたことは何か
    • やる気が出た瞬間はいつだったか
    • うまくいかなかったことから学べることは何か
    • 来週試してみたいことは何か

    シーン別やる気スイッチの入れ方

    シーン別でおすすめなやる気スイッチの入れ方をご紹介します。

    仕事・勉強のとき

    • ポモドーロ・テクニック: 25分作業+5分休憩を繰り返す
    • 難易度の低いタスクから: ウォームアップとして簡単なタスクから始める
    • 制限時間を設ける: 「30分だけやる」と決めると集中しやすい

    朝起きたとき

    • カーテンを開けて日光を浴びる: 体内時計がリセットされる
    • 布団の中でストレッチ: いきなり起き上がらず、体を目覚めさせる
    • 好きな音楽をかける: 音で脳を刺激する

    私の場合、アラームを「好きな曲」に設定し、鳴ったらとりあえずカーテンだけ開ける、というルールにしました。カーテンを開けるだけなら布団の中からでもできます。光が入ると、不思議と少しずつ目が覚めてきます。

    午後の眠い時間帯

    • 軽い運動: 階段の昇降、近所を一周
    • 冷たい水で顔を洗う: 物理的に目を覚ます
    • 15分の仮眠: 短時間の昼寝は午後のパフォーマンスを上げる

    休日のだらけモード

    • 午前中に1つだけタスクを決める: 達成感が得られる
    • 外出の予定を入れる: 強制的に動くきっかけを作る
    • 「何もしない日」として割り切る: 休息も必要

    やってはいけないNG行動3つ

    1. やる気が出るまで待つ

    「やる気が出たらやろう」は、永遠にやる気が出ない可能性が高いです。やる気は行動の結果として生まれるものなので、完璧なやる気を待たずにとりあえず動き出すことが大切です。

    2. 完璧を求めすぎる

    100点満点を目指すと、たとえ80点でも自分を責めてしまいがちです。

    「ちゃんとやらなきゃ」「中途半端はダメ」という思考は、行動のハードルを上げてしまいかねません。

    3. 自分を責める

    「こんなこともできない自分はダメだ」と責めると、さらにやる気が失われます。

    できなかった自分を責めるのではなく、「今日はうまくいかなかった。明日は別の方法を試そう」と考えることが、長期的なやる気の維持につながります。


    【まとめ】やる気スイッチは「入れる」もの

    やる気は自然に湧いてくるのを待つものではなく、自分で入れるスイッチ。

    この記事でご紹介した方法はどれもおすすめなので、ぜひ試してみてください。

    • やる気は行動の結果として生まれる)
    • 完璧を目指さず、小さく始める
    • 自分を責めず、できたことに注目する
    • どうしてもダメな時は休む勇気も必要

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